Sexy Zone・菊池、「風磨くんに命を救われた」告白に語った“ファン”への真摯な思い
6月21日放送のラジオ番組『Sexy ZoneのQrzone』(文化放送)に、菊池風磨&マリウス葉が出演。Sexy Zoneの存在で“命拾い”したというリスナーのメッセージを受け、菊池が「アイドルとファン」の関係性について熱く語る一幕があった。
この日の番組では、彼女の髪に白髪を見つけた時に何と声をかけるか、などのトークで盛り上がった菊池とマリウス。エンディングでは、スタッフから「読んでほしい」とお願いされたとして、菊池が1通のメールを紹介した。お便りは大阪在住の女性からで、「お礼が言いたくてメールしました」とのこと。なんでも、彼女は仕事を辞めさせられた経験があるそうで、当時は「(仕事が)できない自分が情けなく、つらい時がありました」とつづった。
「その時に、“もういなくなろう”と思い、道路に飛び出そうとしていました。その時、雨で風磨くんの(グッズの)タオルを持っていました。それが救いで、そんなことをするのはやめようと思いました。もし皆さんを好きでなければ、今私はここにいません」
思い詰めた結果、菊池のグッズによって正気を取り戻したと明かし、「今は新しい仕事も見つかって、毎日笑顔で過ごせています。本当に感謝です」と、最後に近況も記されていた。この切実なエピソードについて、「こんなことあるんだね~」「これいい話だね」と、菊池は感慨深げにコメント。
「俺のタオルを持ってたんだ。じゃあ、僕のことを応援してくれているということですね。いやぁ、でも新しい仕事も見つかってね、毎日笑顔で過ごせてね。結果ね、結果良くなると思いますよ、僕は。なんか、結局トントンなんじゃないですか? 良いことも悪いことも。僕なんかはまだ23歳でわからないですけど」
こうリスナーに声を掛けた後、菊池はライブでも口にしている言葉だと前置きしながら、
「みんながね、自信ない時とか、つらくなった時っていうのに思い出してほしいのは、“僕たちの笑顔”って言ったらまぁ、それはそうなのかもしれないし、もっともらしいんだけど。そうじゃなくて、“僕たちを笑顔にさせてくれている”ということをね、思い出してほしいですよね。だから、僕ら5人のことを元気づけてくれているのは皆さんだ、っていうところだよね」
と、自分たち自身もファンに元気をもらっていることを強調。「僕ら5人、たった5人かもしれないけど、その5人の笑顔を作ってるのは私なんだ、と。僕なんだ、と。そんなふうに思って、これからもずっと応援してくれたらうれしいですよ」と熱弁し、マリウスも「うれしいですね」「乗り越えられない挑戦なんてないんで。僕たちはいつも応援しています!」と、ラジオの向こうのファンを元気づけた。
真面目に語り尽くした後には、「ニューシングル『イノセントデイズ』(6月6日発売)買ってね! だって、『告知』って書いてあるからしょうがないよね」(菊池)と、お茶目に新曲をPR。メインパーソナリティを務める『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系、8月25~26日放送)についても「見てください!」と、呼びかけていたのだった。
昨今、ジャニーズ事務所においては、TOKIOやNEWSメンバーに女性絡みのスキャンダルが勃発。関ジャニ∞・渋谷すばるの脱退に加え、Hey!Say!JUMP・岡本圭人にも一部で脱退説が報じられ、ファンも消耗している状況だ。「アイドルを応援する」ことに徒労し、楽しさを見失いがちになる中で、こうして真っ直ぐにファンに感謝を伝えてくれる菊池&マリウスのようなアイドルは、いまのジャニーズでは貴重な存在なのかもしれない。