「外国人シェアハウス」ってどんな場所!? 男4女1が暮らす都内マンションに外専女子が潜入!
「外専女子初心者」にありがちな、どんな外国人もかっこよく見えてしまうマジックにかかっていた私。
数カ月前にナンパしたオーストラリア人男子・エリックを奇跡のイケメンと錯覚し、夢にまで見た再会を果たしたところ、目の前に現れたのはただのブサメンでありました。さらにブサメンエリックは泥酔しており、タクシーで自宅に帰らせようとするも、私のよくわからない意地が発動し、エリックについていくことになり……。
(前回はこちら)
ここだけ異国!? ”異常に汚い”シェアハウスの内部
エリックの住まいは5DKのマンションの一室、いわゆる「シェアハウス」。外国人の集うシェアハウスってどんなん!? と、ちょっとわくわくしながら到着。
ドアを開けて玄関に入ると「グニョッ」。何か踏んだ――!
踏んだのは、くたくたになった外国人サイズのでっかいスニーカー。パンプスやサンダルなんかもごちゃごちゃと、重なり合って放置してある。私は、日本人専用のシェアハウスには何度かおじゃましたことがあって、そこの玄関もまあ散らかっているけど、どこかしら整理整頓しようとした痕跡はみられる。しかし、この散らかり方はさすが個人を重んじる外国人、って感じ! 東京だけどここは異国だと確信。
ダイニングキッチンには夜中だからか、住人は誰もいない。電気をつけると、真ん中に大きなテーブルがある。住人共通で使うのだろう、テーブルの上には外国語で書かれたメモや手紙、お菓子、そして私たちはめったに目にすることのない在日外国人向けのフリーペーパーのようなものが雑に置かれている。ここには男性4人、女性1人が住んでいるらしいのだけど、男女ごちゃまぜって、「そういうこと」にならないんだろうか!? あとからエリックに聞いてみたら、「彼女はブスだから」って。おまえが言うな。
床には母国から届いたであろう、異国情緒たっぷりの食品がつまった段ボール。どの国もそうなんだな、こうやって食料送ってくれるんだな〜と感心。
ほかの住人に見つからないよう、そそくさとヤツの部屋に入ると、思わずため息の出る光景が……。
むき出しのマットレスでムリヤリ添い寝
6畳1間のフローリングの部屋にはこじゃれた小物ひとつなく、白熱灯のランプがひとつだけ灯っていて、床には開いたまんまの大きいスーツケースにシャツや下着がだらしなくあふれており、家具は備え付けの勉強机と椅子、そしてむき出しのマットレス。色気もくそもない上、ヤツは早々とマットレスで寝てしまった。
私はすることもなく、ヤツの横で寝てみることに。
……何も起こらない……。
「本当に寝たの!? 女が横にいるのに!!」私は悔しくなり、着ていたニットを脱ぎ、キャミ姿になってエリックを起こしてみる。「ねえ、暇なんだけど」と言うと、「う〜ん」と私をちらりと見て寝返りを打ち、また寝始めた。今度は背中を向けて横になっていると、彼の腕が私の体をまさぐり始めた!
しめしめ、と思うも「やだ!」と振り払うと、その後まさぐってくることはなく……。ふつふつと「1回拒否っただけであきらめるのかよ!! ブサイクのくせに!!」という不条理な怒りがこみ上げてきた私。
「こいつどんなちんこしてるんだろう、ものすごいテクニックを持ってるかもしれん」「隣の部屋に人がいるとか、コーフンするかも」「ここまできてなんかもったいない」というヤル気が湧いて、半分意識のないヤツのボクサーブリーフをペロン! からの、ポロリ!