Sexy Zone、新曲が前作3万枚アップの実力! スキャンダル無縁の「愛される」人気のワケ
8月26~27日放送の大型特番『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)のメインパーソナリティを務める5人組グループ・Sexy Zone。かつてはグループ内格差や、CDの過剰な“特典商法”が非難の的となっていたが、デビュー7年目にして、ファンを順調に増やしているようだ。
Sexy Zoneは6月6日に新曲「イノセントデイズ」をリリース。佐藤勝利が出演する4月期のドラマ『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(日テレ系)の挿入歌で、初回限定盤A・Bと通常盤の3種類が販売された。発売初日は10.4万枚を売り上げ、昨年10月発売の前作「ぎゅっと」が記録した6.3万枚(初日)を大きく上回るスタートに。オリコン週間シングルランキングでは14.8万枚まで数字を伸ばし、初登場1位を獲得。前作「ぎゅっと」が初週11.9万枚だったことから、売り上げは3万枚アップとなった。
そんな中、バラエティ特番『Sexy Zoneのたった3日間で人生は変わるのか!?』(日本テレビ系、7月1日放送)の第2弾の放送が決定。4月の第1弾終了後、深夜の単発番組としては異例の3,000件を超えるメッセージが届いたそうで、多くのファンが早々のカムバックを喜んでいる。
「Sexy Zoneがこうして徐々に人気を上げてきた背後には、昨年開催の『嵐のワクワク学校2017~毎日がもっと輝くみんなの保健体育~』への出演があると考えられます。15年にはHey!Say!JUMPが出演し、その後、嵐とセットでのテレビ出演などが増加。“バーター効果”でJUMPの人気に火がつきました。実際、Sexy Zoneメンバーと嵐メンバーの共演は増加傾向にあり、そこへ引き続き今年も『ワクワク学校』に登場とあって、ジャニーズ事務所サイドの『売っていく』という思いを感じます」(ジャニーズに詳しい記者)
Sexy Zoneは前述の通り、デビュー2年目頃から佐藤、中島健人、菊池風磨の3人体制が始まったほか、14年には販売価格がCDより安価だがCDとして売り上げが集計される「ミュージックカード」を導入した時期も。ミュージックカード全12種類+CD1枚をセットで購入すれば、特典がコンプリートできるというパッケージまで販売し、「そこまでして売り上げを伸ばしたいのか」「AKBグループの握手会商法より悪質」と批判まで出てしまった。
「5人体制に戻った後のここ1~2年で力をつけ、人気・実力が伴ってきた印象です。また、Sexy Zoneメンバーはこれまで大きなスキャンダルが出ていない点も、好感度が高い一因でしょう。初期の関ジャニ∞、Hey!Say!JUMP、NEWSメンバーとは異なり、未成年飲酒や喫煙絡みの騒動を誰も起こしていません。そのため、クリーンなイメージがあり、ファンが安心して応援できるところも、Sexy Zoneが愛されている理由なのかもしれません」(同)
最近では、NEWS・小山慶一郎、加藤シゲアキ、手越祐也に関して、未成年女性が同席する場でお酒を飲み、ハメを外していた一件が問題となっているが、そうしたスキャンダルと無縁の安心感は、昨今のジャニーズにおいては大きな魅力だろう。さらに、未成年メンバーに対する接し方にも、ファンは信頼を覚えているようだ。
「昨年5月のコンサートにて、松島聡が同11月に成人を迎えるという話題になった際、最年少のマリウス葉が『4人でどこか行くんでしょ?』『僕も行けるところにして』などと、自分以外のメンバーでお酒を飲みに行くのではないかと嫉妬する場面があったとか。しかし、ここで菊池は『マリウスがいたら、お酒を飲んでいなくても疑われる』と制止し、『インターネット中継するから』となだめていたとか。NEWSメンバーの素行の悪さが露呈する最中だけに、あらためてSexy Zoneの“優等生ぶり”が、評価されています」(同)
最新シングルがヒットを飛ばした上に、特番が決まったSexy Zone。いい流れで夏を迎え、『24時間テレビ』でさらにファンを掴むことができるだろうか。