SixTONES・ジェシーあっさり洗脳、Travis&SnowManおそろいTシャツは一体?【ジャニーズJr.チャンネル週報】
ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Snow Man(水曜)Travis Japan(木曜)SixTONES(金曜)東京B少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、6月7日~13日公開の動画をチェックします!
Travis Japan、おそろいのメッセージTのシャツが気になる
7日配信の動画は「Travis Japan【新感覚体力測定】シャトルラン×ダンス」で、持久力を測定する耐久テストにTravis Japanメンバーが挑戦している。今回は、白線の間を音に合わせたオリジナルダンスをしながら往復。約1分ごとに音源のリズムが速くなるが、途中で間違えたり、線にタッチできなかったら終了というルールが設定されていた。体育の授業でお馴染みのシャトルランと、Travis Japanの特技・ダンスを融合しているため、ダンス動画を求めていたファンには念願の1本だろう。
体を動かす前にちゃんと柔軟を済ませた後、振付け作り。ライブ前と同じ円陣で気合いを入れ、スタートした。序盤こそ余裕そうに移動する7人だったが、テンポアップするごとに疲労の色が見える。4分前頃には、この時点でまだ元気だった松田元太が、カメラに向けて投げキッスをする瞬間も。そして、最初からフライング気味だった松倉海斗が120回で脱落。そもそも2分過ぎ頃、メンバーが終盤の音の速さを確認している時、1人だけ階段の手すりか何かに寄りかかってるように見えたが、この日は体調があまり良くなかったのか……?
次は吉澤閑也が「もうやめた俺」と、144回で終了を宣言。筆者は勝手に七五三掛龍也、中村海人あたりが早くに離脱するかと思っていたものの、3番手の松田が抜けた後(185回)、ゴールの247回までは七五三掛、中村、宮近海斗、川島如恵留が無事に完走。途中、松田&吉澤のガヤ(宮近先輩頑張って~)にもリアクションせず、黙々と続ける4人に、なぜか男らしさを感じてしまった。ダンス系企画はやはりアクセスが良いのか、公開から8日で18万台と、過去の動画を上回るスピードで再生回数を伸ばしている。
ところで、筆者はメンバーが着ているTシャツの「BOYS BE AMBITIOUS CLUB」の文字が気になってしまい、ネットで調べたが、何のTシャツかはわからず。コメント欄に「Tシャツ、なぜ全員おそろい? 何かの匂わせ?」「『BOYS BE AMBITIOUS CLUB』って何? 新手の匂わせ?」との声があり、ファンですら出どころを特定できていないようだった。
SixTONES・ジェシー&高地、怪しい男から怪しすぎる粉を購入
8日の動画は「SixTONES【石巡りツアー】前編 10億円超え!? お宝隕石が登場!」。グループ名にかけた「石」探しをするロケで、「様々な石の店」(松村北斗&森本龍太郎)「隕石販売所」(ジェシー&高地優吾)「ねずみ小僧の墓」(田中樹&京本大我)の組分けで街へ繰り出すという。ジェシーの提案により、「ジャンプ」をして次のシーンに切り替わる演出を行うも、6人のジャンプはグダグダに。カメラマンなのか、その様子を見ていた男性の笑い声が漏れているあたり、SixTONESはスタッフにも愛されているんだな、と感じた。
ジェシー&高地は隕石販売所の「BigBang」へ。さっそく、スキンヘッドにサングラス、金のマントといった独特な出で立ちの男性店主(ライムスターのラッパー・宇多丸似)に面を食らいながら、「聞きたいことが山ほどあるんですけど」(高地)と、インタビューを開始した。こちらの怪しい店主は「星の王子」だそうで、この辺りまで隕石に乗ってやって来たとか。過去に「まんが喫茶で暮らしてた」との情報に大爆笑した後は、店内の商品をチェック。
効果はありそうなのに、なぜかうさんくさく聞こえる隕石話を聞かされた2人だったが、そのうちに隕石の魔力(?)に取り憑かれたジェシー。お土産に3,000円の隕石を選んだところ、「オレ、普通に1万ぐらいのやつ欲しいんだけど」と言い出し、店主も「だったら粉がいいよ」「アンタ大物になるから。粉買って大物にならなかったら、僕がちょっと面倒見てあげるから」と説得され、ズボンのヒモに粉が入った袋を装着。「だいたいウチで3万買うと、3,000万ぐらいの仕事になる」(店主)の一言に、疑り深い高地が「ホントですか!?」と聞き返した時には、ジェシーも「ホントだよ! やめろよ!」と、ムキになる始末だった。
結局は高地も購入したといい、商売上手な店主は「隕石つけてるアイドルなんていないぞ」と、うれしそう。実験を見ると、確かに筆者も隕石の力に興味が湧いたが、すんなりと粉を買ったジェシー&高地は、「この子たち、怪しい壺とか買っちゃうタイプでは……」と、やや心配に。続いて、田中&京本コンビは「回向院」の「ねずみ小僧の墓」へ。ここは平穏な時間が過ぎただけだったので、割愛する。
3組の分かれ方はグループ結成のきっかけになったドラマ『私立バカレア高校』(日本テレビ系)で行動をともにしていたコンビだったようで、コメント欄では多くのファンが喜んでいた。しかし再生回数は、いつもあっという間に15万前後に届いてしまうSixTONESには珍しく、15日までに10万台と、ロースタート。サムネイル画像にジェシー、高地、星の王子しか映っていない点も、影響してしまったのかもしれない。
東京B少年&HiHi Jets『Mステ』リハ映像は3分じゃ物足りない!
9日・10日の東京B少年&HiHi Jetsの動画は、2組が出演した『ミュージックステーション』(テレビ朝日系、6月8日放送)のリハーサル風景を公開しているもの。東京B少年は、浮所飛貴の「おはこんばんちわ!」の挨拶から始まり、「みなさんもしかして、『Mステ』見てくださいましたか? 見てくれた人、コメントにね、ぜひ感想でも書いてくれるとうれしいです」(浮所)「まだ俺らやってないから、どういうコメントが来るんだろう? って」(藤井直樹)と、ファンにメッセージ。こうした距離感の近さも、YouTubeならではだろう。
一行はリハーサル室で、東京B少年&HiHi Jetsが応援サポーターを務める「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」の公式テーマソング「みなみなサマー」を練習。セットしていないサラサラヘアーの那須雄登、アップになった金指一世の“顔ニキビ”が、男子中学生っぽくて妙にリアルだった(1分5秒頃)。さらに、金指は「新曲もいただいてスゴいうれしいんですけど。今、鏡なしとかでやってスゴい緊張して。全力で最後まで仕上げて、いいパフォーマンスできるように頑張りたいです」と、しっかりしたコメント。リハーサルからキレッキレのダンス(1分18秒頃~)で、手抜きなしの様子が垣間見える。
幼い顔つきなどから“赤ちゃん”と呼ばれている佐藤龍我は「楽しみです」と、あどけない笑顔で宣言。直後の“鎖骨チラ見せ”にドキドキ(1分27秒頃)し、色っぽさも兼ね備えている印象を初めて抱いた。その後、浮所が「もうテスト近いからヤバい。勉強しなきゃ!」とつぶやく場面で、「あぁそうか、そうだよな。高校生だもんな……」と、現実を突きつけられた気分。応援サポーターの大役、生放送、学業を同時進行で成し遂げることは容易ではないと思うが、「少しでも僕たちの名前を知っていただけるように、最高のパフォーマンスをして、みんなに見せていきたいと思います!」(浮所)と、アイドルらしく話すシーンに胸がグッとくる。
HiHi Jetsも同様に5人のトークとリハーサル映像をお届け。パフォーマンスについて、「ライブとかだったらアリなんですけど」(橋本涼)「『Mステ』のあの緊張感の中でやったら……」(猪狩蒼弥)などと話し合う一幕は、貴重ではないだろうか。それぞれ意気込みを語る中、今年の2月頃に加入した作間龍斗は「『Mステ』でマイクを持って歌うこと自体、初めてなんですよ。失敗しやすい技とか、難易度の高い技とか、今回組み込んでるんで。失敗できないから練習していきたいかなと思ってますね」と、緊張した面持ちで胸中を明かす。彼らにとって、ゴールデンタイムの生放送は、世間の人に顔を覚えてもらえる勝負の時間であり、「爪痕を残す」ため、いかに努力しているかがビシビシと伝わってくる。
一生懸命な若者たちの練習風景は、2組の熱心なファンではなくとも、ついつい見入ってしまう2本。欲を言えば3分ちょっとではなく、もう少し長い映像を見せてほしかった。再生回数は東京B少年が15日までに19万台、HiHi Jetsは13万台となっている。
Snow Manにうっかり惚れる1本
13日配信の動画は「Snow Man【パルクール】に挑戦!オリジナル動画公開」。再生回数は公開から2日で7万台となっている。オープニングでは同グループのオリジナルソング「ZIG ZAG LOVE」にのせて、パルクールとアクロバットを披露。躍動感たっぷりの映像は、こちらの気分まで清々しくなり、なんだか延々と見ていられそうだ。今回は、嵐・大野智主演映画『忍びの国』にも出演したパルクールパフォーマー・榊原優さんの指導のもと、スピード感のある動きを学ぶという企画。ジャニーズのステージでもアレンジできそうな技が次々と飛び出し、Snow Manメンバーにとってもうれしいテーマだろう。壁を蹴ってからの宙返りは、少年隊・東山紀之もやっていたな……と思いつつ動画を見ていると、深澤辰哉が「超怖いな」と言いながら、この技を1発でやってのけた。
手で壁を押して宙返りする「パームフリップ」では、岩本照が同じく1度目のチャレンジで成功するも、納得いかなかったのか「もう1回いいですか?」と、再挑戦。完全に習得できるまで同じ動きを繰り返す姿勢は、単純に人として尊敬に値する。宮舘涼太は壁に足をついてしまい失敗したが、アドバイスを聞いてすぐに会得。数々の舞台を経験してきたとはいえ、やはり適応力は人並み外れているようだ。
こうしたレッスンを経て、冒頭の映像が仕上がったとのこと。最後は先生に「思った以上にというか、さすがジャニーズ」とまで言わしめた6人。コメント欄でも「照くんの『もう一回いいですか?』って体に覚えさせる感じスゴイ」「Snow Manにしかできない企画! 先生は『さすがジャニーズ』と言ってたけど、これはジャニーズだからではなくSnow Manがすごい!」「Snow Manならではの動画。かっこいい以外の言葉が出てこない」と、絶賛の声が目立っていた。
ちなみにSnow ManもTravis Japanと同じ「BOYS BE AMBITIOUS CLUB」のTシャツを着用。もしかして、運動系企画のために作られたYouTube用のTシャツなのか? 今回はSixTONESの動画を除き、あらためてJr.の身体能力の高さを感じる1週間だった。
(中村チズ子)