布石が生かされてきた『○○な人の末路』、予想外の人物により4人の過去が明らかに?
Kis-My-Ft2、そして派生ユニット「舞祭組(ぶさいく)」のメンバーとしても活動する横尾渉、宮田俊哉、二階堂高嗣、千賀健永が主演を務めるドラマ『○○な人の末路』(日本テレビ系)。6月11日深夜には第8話が放送された。本作では、29歳の4人の男性がそれぞれの人生の岐路でなにを選択したか、そしてその末路が描かれていく。
第8話は「言いたい事が言えなかった人の末路」。今回は、第7話の冒頭と同じ、戸塚賢太(横尾)、真野葉一(宮田)、萩原利樹(二階堂)、和田竹雪(千賀)が喫茶店で偶然顔を合わせたシーンから物語が始まる。賢太と竹雪がその場を去ったあと、葉一と利樹が少し会話を交わすが、気まずい空気が漂い、17年ぶりの会話は長くは続かなかった。
ところかわって、田舎で暮らす利樹の自宅。妻、千鶴(入山法子)は引っ越してきてから、早朝から押しかけてくる隣人に付き合ったり、町内会の会合に出席したりと周囲になじもうと努力を続けていた。それもこれも田舎暮らしを決断した利樹のことを思ってのこと。
ある夜、娘の莉里(野澤しおり)が突然泣き叫ぶ。見ると莉里の足には、なにかに咬まれたような痕が残っていた。近くに病院がないため、救急車を待つより自分たちで病院に連れて行く方が早いのだが、利樹はすでに酒を飲んだ後だった。パニックになった利樹は、思わず「こんな田舎、来るんじゃなかったよ!」と言い放つ。その言葉を聞いた千鶴は、今まで我慢していた「言いたいこと」をとうとう利樹にぶちまけるのだった!
一方、葉一は思いを寄せる顧客・神田百子(黒川智花)に映画に誘うが、百子はなぜか複雑な表情を見せる。その後、喫茶店にいた葉一と百子の前に現れたのは、百子の夫と名乗る人物。そう、百子は結婚していたことを葉一に黙っていたのだった。そして、百子は葉一の前から姿を消してしまう。その後、彼女の姿は利樹の自宅前にあり……。
今回は“顧客思いのクリーニング店”を経営することを決した葉一と、都会の生活に疲れ、田舎でのんびり暮らすことを決断した利樹の話が中心だったが、賢太と竹雪を含めた4人の17年前の出来事も徐々に明らかに。次回予告では百子がこの4人をつなぐキーパーソンとなるシーンが映され、ますます見逃せない展開となってきた。
「キラキラネームの人の末路」など、これまでのストーリーがドラマの本筋の布石になっていたことがわかり、ファンも「意外なつながりにビックリして目が離せない」「ストーリーが面白くて引き込まれる!」「なんなの! 超面白すぎる!」「早く続きが見たい」と大興奮。これまでストーリーに大きな動きがなくても舞祭組4人の芝居を見守ってきたファンにとって、今作は「ご褒美」のような作品になりそうだ。