『正義のセ』、全話平均9.8%で2ケタ割れ! 「消化不良」「伏線どこいった」と不満相次ぐ
6月13日、吉高由里子主演の連続ドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)がフィナーレを迎えた。最終回はなんとか平均視聴率10.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したが、全話平均は9.8%と2ケタ割れ。内容に関しても“消化不良”を起こすネットユーザーが相次いだ。
「主人公の竹村凜々子(吉高)が、横浜地方検察庁港南支部の新米検事としてさまざまな事件に取り組む姿を描いた同ドラマ。凜々子の検察事務官・相原勉役は安田顕、先輩検事・大塚仁志役には三浦翔平が起用され、今年2月に急逝した大杉漣さんが演じる予定だった支部長・梅宮譲は、寺脇康文が代役となりました」(芸能ライター)
最終回では衆議院議員・中条良成(宅麻伸)の息子・秀成(落合モトキ)が加害者となった殺人事件を担当した凜々子。秀成は被害者の入江大輔(佐藤祐基)が先に手を出してきたとして“正当防衛”を主張。凜々子は中条議員からの圧力を感じながらも、懸命に正義を貫く……という展開だった。
「凜々子は最終的に秀成の自白に成功し、息子の罪をもみ消そうとした中条議員をも改心させて、事件を丸く収めました。同ドラマはこれまでも『話が単純すぎる』『クソつまらない』などと批判されており、今回も予想通りの展開となったため同様の声が上がっています。また、第5話で酔った凜々子にキスをされた大塚が、普段のクールキャラとは真逆のキョドりっぷりを見せたのは『カワイイ!』と好評だったため、最終回は大塚と凜々子のラブストーリーを楽しみにしていた視聴者も多かったようですが、結局2人の関係は進展しませんでした」(同)
ネット上には「期待してたのに何事もなく終わった」「すごい消化不良」「大塚検事の伏線どこいった」「大塚検事目当てで見てたのにそりゃないよ!」と、モヤモヤが噴出。
「今回は凜々子と相原が“年の差カップル”に間違えられるという描写もありましたが、『相原さんは保護者的な立場だと思ってたのに、なんで最後に恋愛要素ぶっ込んできたの?』『相原さん好きだけど、そういうのいらないよ』などと否定的な意見も。このように凜々子の恋愛が曖昧なまま終わったことで『続編ありき?』と予想する者もみられますが、評判や数字的にそれはないのでは」(同)
一方で、凜々子の妹・温子(広瀬アリス)に浮かんでいたの結婚話は無事にまとまったが……。
「温子が凜々子に対して『(妹の自分が)先に結婚していいの?』と聞いたシーンに、『こんなの妹に言われたら嫌味でしかなくない?』『この姉妹には信頼関係があるから言えるんだろうけど、普通に考えたらウザい発言だわ』『逆に、なんで妹が姉より先に結婚しちゃいけないわけ?』と、波紋を広げました」(同)
同ドラマが放送された日本テレビ系「水曜ドラマ」枠は今年、1月期の広瀬すず主演『anone』が大コケし、今期の『正義のセ』も微妙な結果に。7月から始まる、同枠の石原さとみ主演『高嶺の花』はこの流れを断ち切り、ヒットとなるか。