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[ジャニーズ・メディアの裏側]

嵐・相葉雅紀、10月期『僕とシッポと神楽坂』主演も……“深夜落ち”になったウラ事情とは?

2018/06/13 17:30

 嵐の相葉雅紀が、10月期のテレビ朝日系、金曜ナイトドラマ『僕とシッポと神楽坂』(金曜午後11時15分~)で主演することがわかった。相葉にとっては、昨年4月期のフジ月9ドラマ『貴族探偵』以来、1年半ぶりの連ドラ主演となる。

 『僕とシッポと神楽坂』の原作は、2012年から「月刊Office YOU」(集英社)で連載されている、たらさわみち氏の同名漫画シリーズ。東京・神楽坂を舞台に、「坂の上動物病院」を任されることになった若き獣医師・高円寺達也(相葉)と、動物や飼い主たちとの心温まる交流を描いたハートフルな物語だという。

 金曜ナイトドラマは、今期の『家政夫のミタゾノ』第2シリーズで、TOKIO・松岡昌宏が主演を務めるなど、頻繁にジャニタレが主役に起用されている枠だ。とはいえ、若手やベテランではなく、なぜ人気グループ・嵐のメンバーである相葉がゴールデン・プライム帯ではなく、深夜帯で主演することになったのだろうか?

「やはり、相葉の前回の主演作である『貴族探偵』が、内容は評価されながらも、全話平均8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大コケしたことと無関係ではなさそうです。なんせ嵐のメンバーですから、ジャニーズの圧力や忖度で、ゴールデン・プライム帯のドラマで主演させるのは容易なはず。ただ、相葉の主演ドラマが2作連続で不振に終わってしまうと、それこそ相葉の“商品価値”を落としかねません。その点、深夜帯なら、視聴率が少々悪くても、さしてバッシングされませんし、ジャニーズ側としては、“リハビリ”的な意味もあるのでは? この枠で、そこそこの数字が取れれば、次は満を持して、ゴールデン・プライム帯に復帰させるのではないかと思われます」(スポーツ紙記者)

 相葉は、11年1月期に同じ枠で主演した『バーテンダー』にて、深夜帯ながら、10.0%と2ケタをマークした実績がある。当時と比べ、世間のテレビ視聴習慣が大きく変わり、ドラマの視聴率自体が落ちているとはいえ、この枠は深夜帯ながら健闘し続けているだけに期待が持てるのは確か。

 今年に入って、松本潤が主演したTBS日曜劇場『99.9―刑事専門弁護士―SEASON II』(TBS系)は平均17.6%と高視聴率を記録。今期、二宮和也が同枠で主演している『ブラックペアン』も、最新の第8話(10日放送)で16.6%をマークするなど、ここまでの平均が13.4%と好調な推移を見せている。

 嵐のほかのメンバーが、ゴールデン帯で高い視聴率を記録している中、相葉が深夜ドラマでの主演とは、なんともさびしい気もするが、これも1つの“戦略”といえそう。深夜で、高い数字をマークすれば、相葉への評価も持ち直し、『貴族探偵』という黒歴史も払拭できる……これはジャニーズの算段なのではないだろうか。
(田中七男)

最終更新:2018/06/14 15:09
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