島茂子、『徹子の部屋』で「ものすごいやりづらい」と困窮! TOKIO・城島もヘルプ登場
「今話題の新人歌手、初登場の島茂子さんです!」
6月6日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、“島茂子”が登場した。説明はほぼ必要ないだろうが、「TOKIOリーダー・城島茂にとてもよく似ている47歳新人女性歌手」である。
とりあえず、徹子も、その“お約束”に乗っかってトークを展開。城島茂に似ていると言われないか?と徹子が尋ねると、「それはよく言われますね」と茂子。城島のような男性はタイプか?と質問すると、「長瀬智也さんの方が……」と、笑いを取りにくる。
「アナタのような、誰かによく似てるんだけど誰だかわかんないって人(ゲスト)は少ないので、とてもうれしく思ってます」
と、徹子も楽しんでいる様子だが、以前、“誰かによく似てるんだけど、誰だかわかんない人”カテゴリーの歌手・水谷千重子がゲストに来たときは、ちょっとやりにくそうだったのだが……。まあ、いいか。徹子がそう言うのなら。
とはいえ茂子、こういったキャラ歌手としては、相当“ゆるい”。同じジャニーズだと、Hey!Say!JUMPにそっくりという設定の「せんせーションズ」というグループ(?)があったが、それも、かなりゆるかった(そこが一番の魅力でもあるのだが)。そのため、ときどき「中の人」というか、「似てると言われる人」が、言動ににじみ出るときがある。今回、茂子が結婚観について語っているときにも、
「縁がありましたらと思ってるんですけど、素通りのまま今の歳まできた……っていう感じですね」
など、似ていると言われる人“そのまま”の、真面目というか固そうな姿勢。これは茂子として答えてるのか、それとも「似てると言われる人」の言葉なのか、見ててよくわからなくなってくる。そんなやりとりに、茂子も「これは、ものすごいやりづらい回ですね」と苦笑。“設定”を作り込んでないせいか、「なかなか引き出しがないもので……」と笑うしかない。
とりあえず、「『野球経験ではなく、お灸経験アリの島茂子』、そういうフレーズもあるんですけども……」と、「似てると言われる人」が得意のダジャレのフィールドに持ち込もうとするものの、「ダジャレは私わかんないから。あまり笑わなくてごめんなさい」と徹子。茂子、撃沈。一方で歌手ということで、「茂子のあこがれの歌手」だという美空ひばりの歌をその場で歌わされたり、「近藤真彦さんなんかどうですか?」と、完全に「似てる人」に寄せた質問が飛び出し、「♪おーーろーーかぁーー」と、雑なものまねをさせられたり。挙句の果てには徹子、「シロシゲコさん」と、違う名前で呼びかける。
こうして、いわゆる「徹子の部屋芸人」状態になってしまった茂子は、番組中盤で、城島を「ちょっと探してきます」と言って退場。入れ替わりに、城島リーダーの登場だ。
「茂子さんは、トークがうまくいかなかったんで、反省してます」
とのことで、あらためて、TOKIOリーダー・城島としてトークが進む。番組終盤に、城島は、メンバーについて、「一生の付き合いでしょうね、ここまできたら」「40代の現役アイドルとして、頑張っていきたいなっていうのはありますね」と断言した。
事件と平行した女装仕事への反応
山口達也の起こした事件から約1カ月半がたった。その間、TOKIO4人での会見をはじめ、『ビビット』(TBS系)の国分太一や『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日系)の城島のコメントなどから、「これからのTOKIOを応援していこう」という雰囲気がお茶の間でも高まったように思う。
各レギュラー番組はもちろん、福島の農産物PRへの起用や東京オリンピック・パラリンピックのアンバサダー仕事も継続することが決まり、事件こそあったものの、TOKIOは「愛されるグループ」だと実感する期間でもあった。
一方、この時期は「島茂子」と『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)という、メンバーの女装仕事が重なっていて、事件の深刻さ、TOKIOを囲む空気の重さを考えると、純粋に笑えないような雰囲気も感じた。しかし、茂子もミタゾノも、騒動と平行してそれをやり切り、また、視聴者にも笑ってもらえたように思う。
毎年、音楽特番のどこかで歌われる「AMBITIOUS JAPAN!」のリーダーパート「♪アガナチューラ~(I get a true love)」が、しばらく聞けなくなるのかな、と気がかりだったが、「40代の現役アイドルとして、頑張っていきたい」という言葉を聞いて、大丈夫そうだと一安心できた。
(太田サトル)