16歳の「おれ」にジャニー喜多川が繰り返した性行為――初期ジャニタレが綴る決死の“告発”
〈ジャニーさんも裸になり、おれのからだに密着してくる。両手でジャニーさんのからだを突き放そうとするが、上に乗ったジャニーさんはたくみにおれのからだを舌で愛撫しながら、手で勃起したペニスをしごき続ける。心の中で必死に嫌がっても、巧みな技巧でおれはあっという間に放出してしまった〉
ほかにも、
〈ジャニーさんは勃起したおれのペニスを口に含み、音を立ててしゃぶっていく。微妙な舌と唇の動きでたちまちのうちにおれはジャニーさんの口の中に射精すると、そのままジャニーさんは飲み込んでいく――〉
といったシーンのオンパレード。さらに、
〈おれの股を閉じさせて、その隙間にジャニーさんの怒張したペニスをはさみこみ、何度も何度も上下に動きながらジャニーさんはおれの腹とふとももの付近に大量の精液を発射する〉
と、ファッションヘルスの素股プレイさながらの行為もあったし、北氏の肛門を犯したことがあったことも、同著では克明に明かされていた。
元TOKIOの山口は、当初、女子高生に強引にキスをしたと報じられていた。だが、その後、実は頰を舐め、腰やバストを弄って、ベッドに押し倒したことも明らかになっているが、ジャニー氏は、軽くそのレベルを超えた行為を、毎日のように北氏に行っていたというのだ。
もちろん、すべては北氏の主張なわけだが、そのすべてが本当なら、山口らタレントへの監督責任を問う以前の問題。これが、ジャニー氏が築き上げたアイドル帝国の真の姿であったなら、ファンへの裏切り以外の何物でもないだろう。
(渡邊孝浩)
※今日では差別意識を助長する表現ですが、「逆セクハラ」同様、「セクハラ」が男性から女性への“行為”と限定されていた当時の社会的状況を伝えるため、時事用語と捉え、1999年の「週刊文春」(文藝春秋)報道から引用しています。