『ブラックペアン』第7話、手術ではなく“潜入捜査”で悪事を暴く二宮の姿にファンも大興奮
嵐・二宮和也が主演を務めるドラマ『ブラックペアン』(TBS系)の第7話が6月3日に放送された。本作は、二宮が演じる手術成功率100%を誇る孤高の天才外科医・渡海征司郎が、陰謀と利権が複雑に絡みあう大学病院という巨大な組織に立ち向かう医療ドラマである。
東城大医学部付属病院の規則で、身内の手術が禁止されているにもかかわらず、渡海が急きょ実母の手術を執刀したことに対して、院長から3分の1の減給処分が言い渡された。そこで渡海は「今の倍の報酬でうちに来ないか、と帝華大から誘われている」と告げる。動揺する院長らをよそに、佐伯清剛(内野聖陽)は渡海の帝華大行きを承諾。渡海はあっさり東城大を去り、帝華大へ移ることになった。
一方、手術支援ロボット「カエサル」を使った手術を確実に成功させるため、厚労省が東城大に患者を選定してきた。カエサルでの治験に適した東城大の患者情報が、なぜか厚労省側に流出していたのだった。佐伯は帝華大の西崎(市川猿之助)の差し金と考えていたのだが……。
帝華大に移った渡海は、相変わらず昼寝ばかりの日々。ある時、首を気にする患者を見かけた渡海。その患者の手術当日に、渡海の「ある予感」が的中。思わぬ事態に動揺する手術室のスタッフだが、そこに渡海が現れ、「1,000万で揉み消してやる」と言い放ち、いつもの「オペ室の悪魔」が降臨するのだった。
その頃、東城大ではカエサルの治験対象者となった患者・山本祥子(相武紗季)へ手術の説明をするため、治験コーディネーターの木下香織(加藤綾子)が山本の病室へ向かうのだが、実は山本は木下の看護師時代の同僚で、木下の過去に大きく関係する人物だったのだ。
これまでは、圧倒的な手技で命を落とす患者を救い、医療ロボットの導入や日本外科学会の理事長選をめぐって計略をめぐらす同僚医師たちをけん制してきた渡海。しかし今回は、ライバル病院への“潜入捜査”で、院長の悪事を暴くという毛色の異なる展開が見られた。
終盤、渡海が院長に対し「いいかげんにしろよ、お前この野郎」と静かながらも圧倒的な迫力で威圧するシーンにはファンからの多くの反響があり、「暴言吐く渡海先生のかっこよさヤバい」「めちゃめちゃスッキリ!! オペの腕もさることながらスパイの腕もすげー!」「ドS最高だな!!!」「ブラックヒーローが印籠振りかざす! ニノすごい!」と大興奮。毎回すごみのある二宮の演技だが、今回はそのクールさに一層痺れた回となったよう。
とはいえ、今回も渡海の過去と佐伯との因縁についてはほとんど触れられず。ドラマもいよいよ終盤に差し掛かっているが、次回こそいよいよ核心に触れてくるのだろうか?