「Domani」スニーカーを脅迫めいてゴリ押すも……カジュアル服に「人格ちぐはぐ」否定
新年度も落ち着いたタイミングですが、「Domani」(小学館)6月号では新しい読者モデル「Domanist」が発表されました。人気コーナー「女 妻 母 働くいい女の『月曜16時』」にでてくるような、バリキャリの空気をまとった方々とは異なり、肩書も見た目も筆者の周囲にいそうな等身大の方ばかりで、ホッ……。それにしても、「Domanist」50人がズラッと並んだ見開きページは異様な雰囲気です。なんでかな? と目を凝らすと、50人中41人が白いトップス着用で、50人中50人が黒髪だから。パンプスも黒or白の率が高くて、全員私服のはずなのに、まるで制服姿のようです。先月号の「Domani」は「春色でもっときれいになる!」と謳って、鮮やかなカラーを紹介しまくってましたが、届いてませんね! でも実際、ここぞという時に着るのは、無難だけど、間違えがない「白」になってしまうのよね……。というわけで、“都市伝説”的なスーパーウーマンを描きがちな誌面において、「単なる読者モデルではなく、今を生きるロールモデルとして。その声を、姿をもっと世の中に届けて」くれるのを楽しみにしています!
<トピックス>
◎発表します!50人の「Domanist」
◎たった6枚のカジュアル服でいつもの服が見違える!
◎夏の保湿は「一本勝負!」
カジュアルは宝島社に任せときなって
あらゆる世代の女性ファッション誌で、「スニーカーを履け」と脅迫めいた特集が組まれている昨今ですが、「Domani」でも「働く女性こそスニーカー上手になろう」と、毎度のことながらも「働く女性」をさりげなく匂わせ。なかなかスニーカーで通勤は、丸の内OLには難易度高いですよ……!
「スニーカー」が中心のためカジュアル路線に振り切った今月号では、「たった6枚のカジュアル服でいつもの服が見違える!」なんて企画が。スタイリストさんとエディターさんの「ランチタイムの丸の内でDomaniスタッフが目撃!『嗚呼、もったいない…』カジュアル下手なダメWOMAN実録」のダメ出しを見ていきましょう!
1人格がちぐはぐ。バッグと服のテンションが合っていない、ダメWOMAN
2大人の余裕ゼロ。シルエットが更新されていない、ダメWOMAN
3なんだか中途半端。よく見ると詰めが甘い、ダメWOMAN
4古さ満点。数年前から時が止まっている、ダメWOMAN
5野暮ったい!カジュアルの選びが間違っている、ダメWOMAN
6肌がくすみまくり。全身ドブ色の、ダメWOMAN
「賞味期限切れ」「老けて見える」「古く見える」「時代遅れ」「野暮ったく」など、そこまで言いますか!? 服は人格を表す、とか確かに聞きますが、たかが服ごときで「人格ちぐはぐ」まで否定されちゃあ、アラフォーの心は限界ですよ! もはや、逆に「スニーカーを絶対に履かせない」「カジュアルなんて許さない」とする強い意思が感じられるんですけど!?