中居正広の独立はない!? 「新しい地図」との差を生んだ残酷な1年
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
野田聖子総務大臣兼女性活躍担当大臣が、メディアで働く女性記者からセクハラ実態のヒアリングを行った。加害者には官僚、政治家もいて「壮絶な例」も多かったとか。ぜひその具体的事例と加害者実名を明かしてほしい。
第414回(5/24~5/29発売号より)
1位「独占キャッチ 中居正広 『決断の6月』に激震発言」(「女性セブン」6月7日号)
2位「南果歩 『謙さんには借金が…慰謝料10億円? そんなの嘘!』」(「女性自身」6月12日号)
参照「渡辺謙ついに全面降伏 南果歩へ『10億円離婚』」(「女性セブン」6月7日号)
3位「東京都狛江市 セクハラ市長の余罪」(「週刊女性」6月12日号)
確かにあれから1年がたったんだな。元SMAP3人のジャニーズ事務所退所が明らかになった昨年6月から。そして、独立派リーダーだったはずの中居正広がまさかの残留をすることが報じられてから。当時、中居の今後に関し、「1年か2年後に3人と合流」という情報がさかんに流布された。中居のとりあえずの残留は決して裏切りではなく、3人を守るためであり、また仕事を共にしているスタッフへの配慮だと。
そして今回「女性セブン」に掲載された情報は、それを裏付けるようなものだった。例えば、最近になって中居と香取慎吾が和やかに会食していたり、またラジオでも3人の新曲を “自分も加わらなければダメ”というニュアンスで紹介、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の「ビストロSMAP」の思い出を語ったり、中居のテレビ番組に「新しい地図」カレンダーが映りこんでいたり。
だが、しかし、記事の結論はそうした情報、つまり“中居独立”とは真逆のものだった。かなり断定的に“独立はない”と。
確かにそうなんだろうな。「新しい地図」の3人はネットなどの新天地で新たな仕事をスタートさせ、順調に軌道に乗せている。一方の中居は、相変わらず司会業など地上波で活躍している。たった1年弱という年月だが、それぞれの立場、地位は大きく変わり、それぞれ責任ある立場にいる。残酷な1年でもあった。今、中居が独立しても双方なんのメリットもない。それが1年という残酷な月日だったのかも。しかも元SMAPにとって“魔のメモリアル”6月がもう目の前なのに、中居独立に関して掘り下げて報じるメディアは少ない。そもそも話題的にもう落ち着いてしまっているのだろう。中居の周辺で独立を匂わせる劇的な動きもないし。
あーあ。少し、いやかなり期待していたんだけどな、中居の独立。いや、今年は“ない”だけかもしれない。来年は――。しかもこの「セブン」記事、ネットの「ポストセブン」に掲載されなかったことで、波紋を呼んでいる。ジャニーズにとって、それほど不都合とは思えないが、もしや――。来年に期待をつなぎたい。