「もはや水戸黄門」『ブラックペアン』先が読める展開に呆れる視聴者続出
5月27日夜10時から第6話が放送される、嵐・二宮和也主演の『ブラックペアン』(TBS系)。視聴率は初回13.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、第2話12.4%、第3話12.1%、第4話13.1%、第5話13.4%と好調を維持している。
同ドラマは、天才的な手技を持つが、出世に興味のない東城大学医学部付属病院の外科医・渡海征司郎(二宮)が主人公。己の手術技術を信じる渡海は、嫉妬渦巻く大学病院という巨大な組織に真っ向から立ち向かい、最新医療機器「スナイプ」導入をめぐるさまざまな不正や目論見を暴いていく。
第5話では、高階(小泉孝太郎)が最新医療用機器「スナイプ」を使って手術した患者・島野小春(稲垣来泉)の再手術を行うことに。高階は、開胸手術ができない小春のため、内視鏡下手術支援ロボット「ダーウィン」での手術を提案。その結果、帝華大からダーウィンを借り入れ、東城大で手術を行うことが決まった。
小春の再手術を執刀する帝華大の松岡(音尾琢真)は、ダーウィンを見て驚く東城大の医局員たちに対し「初めて黒船を見た江戸庶民って感じだな」と、嫌味な態度をとる。そして手術当日、ダーウィンを操作して小春の手術を進めていくが、準備を怠ったことによりミスが発生。すると、為す術がなくパニックに陥った松岡の元に渡海が現れ、ピンチを救うのだった。
「ネット上では、あまりにも先が読める展開に呆れた声が上がっています。松岡が嫌味な言動をしている時点で、視聴者からは『手術失敗フラグ』『絶対に、こいつミスするわ』といった声が寄せられ、案の定失敗。その後、渡海が助けに向かう展開にも、『はいはい、渡海先生すごいね』『この展開、何回繰り返すんだよ』『調子にのる、失敗する、渡海先生登場のパターン何回目?』『もはや水戸黄門だと思って見てる』とウンザリしている人が多いようでした」(芸能ライター)
第6話では、東城大に渡海の母・春江(倍賞美津子)が搬送されてくる。黒崎(橋本さとし)の緊急手術によって腫瘍は取り除かれ危機を脱したものの、術後の検査でまだ腫瘍が残っていることが発覚。渡海はそのことを医療過誤と責め立て、東城大に和解金を要求することに。
一方、日本外科学会理事長選では、戦いの焦点がスナイプから最先端の手術支援ロボット・ダーウィンへと移っていた。厚生労働省主導のもと、日本産のダーウィン、通称“カエサル”が開発されると、治験扱いで東城大に導入されることが決定。そしてカエサルの責任者となった高階は、治験第1号として春江に目をつけるのだった。
「主人公の渡海が“空気”と言われている『ブラックペアン』ですが、第6話にしてようやく渡海を中心に話が回るようです。ドラマが後半に差し掛かり、渡海がどのように存在感を発揮していくのか注目が集まります」(同)
果たして春江の手術に、渡海はどう向き合うのだろうか。注目が集まる。