中山秀征、現場に疎まれる“司会者病”とは? 『ウチくる!?』終了で仕事も「シューイチ」
この春相次いだ長寿番組の打ち切り。『とんねるずのみなさんのおかげでした』『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)が姿を消したが、その後、出演タレントはどうなっているのだろうか。
「石橋貴明は、新番組『石橋貴明のたいむとんねる』(同)をスタートさせましたが、熱量がないばかりか、トークの反射能力も衰えています。『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)に出演した木梨憲武も、これまで自身の冠番組のみしか出てなかったことが影響してか、他バラエティ番組のノリとテンションについていけず、痛々しいものがありました。それに輪をかけて、共演する若手芸人たちの『すでに終わった人だけど、とりあえず盛り上げておこう』といった空気もつらかったですね」(放送作家)
『めちゃイケ』組も必死の営業活動が続いている。特にレギュラー番組を持たない鈴木紗理奈、雛形あきこ、光浦靖子といった中堅どころは、各番組の“ゲスト出演”で食いつなごうとしている。
そんな芸能界に吹き荒れた春のリストラの嵐の中で、意外と知られていないのが中山秀征の“クビ切り”だ。中山も同じく3月末、19年続いていた出演番組『ウチくる!?』(フジテレビ系)が打ち切りという憂き目に遭った。現在、レギュラーは毎週日曜朝の『シューイチ』(日本テレビ系)1本のみとなり、冗談でもなんでもなく、彼は「週1」の稼働となってしまった。あとは年1回の『クイズ・ドレミファドン!』(フジテレビ系)、『ザ・タイムショック』(テレビ朝日系)といった特番で見かけるくらいだ。
「こうした大物の厄介なところは、何かと仕切りたがるところです。4月16日にゲスト出演した『あさイチ』(NHK)では、博多華丸・大吉を差し置いた司会者ぶりが批判を浴びていました。また、中山はシリアスなニュースを伝える際、必要以上に眉間に皺を寄せて語る癖があります。『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系)にもコメンテーターとして数回出ていますが、ここでも“司会者病”といいますか、MCの坂上忍を横目に、重厚感を演出して進行しようとしていました」(同)
そんな中山にとって、さらに悩ましいことといえば、『ウチくる!?』の後番組を、所属事務所(ワタナベエンターテインメント)の後輩・ハライチ澤部祐に持っていかれたことだろう。澤部が始めたのは『なりゆき街道旅』という散歩番組だ。
「この番組の直近3週間の数字を見ると、4月29日が3.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、5月6日が3.3%、5月13日が5.0%と、『ウチくる!?』の頃とあまり変わりません。ただ、緊縮財政のフジにとっては、中山に高いギャラを延々に支払い続けることがネックだったのでしょう」(業界関係者)
お茶の間には、中山がここまでテレビに出続けていることに疑問を抱いていた者も少なくない。人気と需要を考えれば「週1」出演でも多い方なのかもしれない。
(村上春虎)