元SMAP・香取慎吾「7時間は長い」!? 『7.2新しい別の窓』で不安視される“受け身姿勢”
5月6日、元SMAPで、現在は「CULEN」に所属する稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の「新しい地図」による、月イチ放送のバラエティ番組『7.2新しい別の窓』がAbemaTVで放送された。
3人が仲良く顔をそろえ、楽しそうに振る舞う姿は多くのファンを喜ばせたようで、放送中から、TwitterをはじめとしたSNSでは「男の子が『慎吾ちゃん!』って呼んで、慎吾ちゃんと自然と手を繋ぐ場面にほっこり」「ステージに立つと凄まじく輝いてびっくりした。やっぱりこれが本業なんだな」と大盛り上がり。
また、番組終盤で行われた「芝居力NO.1決定戦!ななにー人狼ゲーム」も好評で、「人狼が慎吾ってわかった瞬間の吾郎さん、シビれたんですけど」「慎吾悪い顔するなぁ! 怖くて最高」と、好意的なコメントが溢れた。
視聴者数は2.9m(=290万)と、当然ながら、この日のAbemaTVの放送の中で最高となり、次回、6月3日の放送への期待感を高めることにも成功したと解釈してよさそうだ。
だが、今回の放送への芸能マスコミの反応は鈍かったよう。
「最大の注目ポイントは、ビートたけしの『オフィス北野』からの独立問題で一躍注目された、たけし軍団とのホンネトーク。3人も軍団も、独立の背後に、まだ明かしていない真実や、秘めた思いの一端でも垣間見えるのではと注目していましたが、3人はほとんど聞き役で、結局香取の、『大変な状況かと思いますが、何だか皆さん楽しそうですね。僕たちも3人でめちゃめちゃ話しました』とふわっとしたコメントにとどまり、積極的に企画に参加する姿勢が最後までみられませんでした。コーナー司会のカンニング竹山が、軍団のキケンな発言に“ピィーッ!”とホイッスルを吹いて盛り上げ、企画を成立させたものの、この番組内でやるべきものだったのか、疑問が残りましたね」(芸能記者)
また、歌舞伎俳優・片岡愛之助との鉄板焼き店でのトークコーナーも、いまいち盛り上がりに欠けるものだった。
「5月6日の“(稲垣)ゴローの日”のお祝いとして、愛之助がなじみの店で3人をもてなすという企画なのですが、どっちがホストでゲストかわかりづらい状態に。3人からの質問はトークにつながらないことが多く、愛之助が逆に“3人はどうですか?”と発言を促したり、奥さんの藤原紀香の話を披露するなどして、必死に番組を盛り上げるシーンが目立ちました。恋愛話がいまだタブーで、結婚もしていない3人は、こういうときに話すべきエピソードが決定的に少ないのは仕方ないとしても、もう少しなんとかならなかったものか……。彼らのスター気質が、マイナスに出てしまったのでは」(テレビ雑誌記者)
だが、「本当にそれでいいのか?」と議論を呼んだのは、フィナーレに歌われた番組テーマソング『72かのナニかの何?』だったようだ。
「テーマ曲でありながら、歌詞をきちんと覚えていないのがありありで、3人の目はカンペの文字を追うばかり。スタジオを移動しながらのパフォーマンスで、移動するポイントごとにカンペが用意されており、特に香取は露骨にカンペを探して移動するようなありさまでした。最後に、『やっぱり7時間は長いね』と感想を言っていましたが、他コーナーも含め、その取り組み方なら、そう思えても仕方がないのではというのが、正直な感想でしたね」(ワイドショー関係者)
もともと3人のファンにとってはこれでいいのかもしれないが、新たなファンの獲得に至ったかというと、この内容では物足りないと言わざるを得ない。次回の放送では、3人がもっとノレるコーナーの厳選と、あとはもう少し、ヤル気をみせないと……。
(渡邊孝浩)