Hey!Say!JUMP伊野尾慧、“社会派ジャニーズ”にチェンジ? 『めざまし』特集が話題に
Hey!Say!JUMP伊野尾慧が木曜レギュラーとして出演している情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)内のコーナー「イノ調」。5月17日の放送では、増え続ける「子ども食堂」の実態や、それを支える人の思いを伊野尾が調査した。
「子ども食堂」とは、夫婦共働きの家庭や経済的な理由などで、1人でごはんを食べていたり満足に食事が食べられなかったりする子どもたちに、無料・低価格で食事を提供する活動のこと。2012年に発足し16年には319カ所だったが、現在は2,286カ所に増え、その数は2年でなんと約7倍に。年間100万人が利用する状況になっているという。
伊野尾がまず訪れたのは、普段はカフェとして営業し、週1度のペースで子ども食堂を行っているという東京都内の店。多い時は50人以上が訪れているといい、200円でおかわり自由・たっぷり食事ができるという場所だ。伊野尾はそこに来ている子どもたちと食卓を共にし、この日のメニューである「ミートボールの酢豚風」を実食。「肉団子おいしい!」とモグモグ頬張っていた伊野尾も、まるで子どもに戻ったかのような表情を見せていた。また、伊野尾と一緒に食事をしていた少年に感想を聞くと、「みそ汁の香りが香ばしいです」とコメント。それを聞いた伊野尾は、「食リポ上手! 私より上手!」とホメまくり、子どもたちを喜ばせていた。
次に訪れたのは、マンションの一室を使った子ども食堂。こちらは午前7時~午後8時まで毎日開かれており、朝・昼・夜ごはんが食べられる。子どもは無料、大人も100円~300円という良心的な価格設定となっており、通学前に朝食を食べていく子どももいるなど、地域に根づいた場所だという。伊野尾は「なんか親戚の家に来たような感じ。友だちと一緒に」とくつろいだ様子を見せながら、子どもたちと一緒にカレーを食べていた。おいしい食事が無料で提供されていることについて、伊野尾は「本当に子どもに優しい施設ですよね」と取り組みに感心していたのだった。
伊野尾がこの子ども食堂を運営している男性に話を聞いたところ、現在運営費は「寄付金頼み」だが、「それだけでは続けていくのが難しい」という意見が出た。日本では現在、子ども食堂に補助金を出している自治体は全体の1割にも満たないほどで、まだまだ支援が足りない状況なのだそう。それを知った伊野尾は、「もっともっと地域の方のサポートが増えると、助かるのかもしれないですね」と語り、課題点について熟考。子ども食堂運営者の「みんなで“子どもたちの食”を支えられたらいいな」という言葉に、深く頷いていたのだった。
ネット上では、「子どもとふれあう伊野尾ちゃんかわいすぎ!」「モグモグ伊野尾ちゃんが見られてうれしい~」といった反応もあれば、「『子ども食堂』の存在を今回初めて知った。私にも何かできることはあるのかな?」「こんなにすばらしい活動、『イノ調』見るまで知らなかった。これからいろんな地域に広がっていくといいな」と、「イノ調」を通して初めて子ども食堂の取り組みを知ったという人も見受けられた。
流行スポットへの取材だけではなく、社会的な問題や現状を取り上げることも増えている「イノ調」。取材対象にやさしく寄り添う伊野尾のレポートで、これからも視聴者が知らない情報をたくさん発信していってほしい。