『めざましテレビ』Hey!Say!JUMP・伊野尾慧、子ども&ママに囲まれ“まるで保育士”!?
日常のちょっとした出来事や最新ニュースをとことん調べる、『めざましテレビ』(フジテレビ系)の「ココ調」コーナー。毎週木曜日はHey!Say!JUMPのメンバー・伊野尾慧がリポーターを務める「イノ調」として、午前7時20分頃からオンエアされている。毎回10分程度の短い放送時間だが、朝から爽やかな伊野尾の笑顔が見られるので、ファンはもちろん、幅広い層から支持を得ている。
5月17日のテーマは「こども食堂」。この2年で7倍にも増加した、子どもに無料、または安価で食事を提供する「こども食堂」を伊野尾が訪れ、リポートしている。「食堂のお兄さん」として、白衣に身を包んだ伊野尾の姿はなかなか新鮮だ。
まず、こども食堂の現状を知るために、こども食堂安心・安全向上委員会の代表である湯浅誠さんにインタビュー。そこで伊野尾は、こども食堂の利用者が年間100万人以上いるという事実に驚く。共働き世帯の増加により、こども食堂の利用者は増加の一途にあるというのだ。
その後、伊野尾は東京・品川区にある「クロモンこども食堂」を訪問。急な階段がある民家に趣を感じながら、集まってきた子どもたちと一緒に食事をする伊野尾。メニューは、「ミートボールの酢豚風」で、肉も野菜も摂取できる上、彩り豊かでおいしそうだ。これでわずか200円、さらにおかわりも自由なのだとか。
子どもたちと一緒に手を合わせ、食事を始める伊野尾。まるで保育士のように子どもと接したが、「味噌汁に風味がある」と男の子が感想を述べると、「俺より食レポ上手!」と思わず感嘆する。最終的にはたくさんの子どもたちに囲まれ、すっかり人気者になった伊野尾だった。
さらに、お母さんたちにもインタビュー。こども食堂の魅力は栄養バランスが取れた食事ができる点だけではなく、他校の子どもたちと交流できる点も魅力と回答したお母さんに、伊野尾は深く同調。食堂内で遊ぶ子どもたちを、優しく見つめる伊野尾が印象的だった。
続いて訪れたのは、今年3月に板橋区内でオープンしたという「まいにち子ども食堂高島平」。マンションの一室を食堂にしたスタイルで、最近は教会や神社を使う食堂も増えているという。なんと子どもの食事は無料で、最近は20人程度が訪れるようになったそうだ。「まるで、親せきの子の家に来たようだ」と親しみを感じながら、伊野尾はカレーライスを実食した。
ここで気になるのが、「資金はどう工面しているのか?」という点。伊野尾がそこを尋ねたところ、今のところほとんど補助金頼みであるが、まだまだ支援が足りないそうだ。最後に「クイーンズ伊勢丹 品川店」を訪ねた伊野尾。ここでは、月に一度、子どもたちが喜びそうな食材をこども食堂に無償で提供しているのだ。
「子どもたちの笑顔のために頑張りたい」と答える運営者の言葉に、にっこりと微笑む伊野尾。こども食堂の存在や問題点を知り、さらに子どもたちと触れ合えたことで、新しい気づきがあったようだ。
(麻川真紀)