サイゾーウーマンカルチャー社会ナンパセミナーの恐るべき実態 カルチャー 緊急取材! ナンパセミナーの恐るべき実態――酩酊女性に乱暴容疑事件、「ナンパ塾」代表が怒りの訴え!! 2018/05/11 15:15 インタビュー社会 Photo by Ronny Siegel from Flickr 5月9日、女性に酒を飲ませて乱暴したとして、警視庁新宿署が、準強制性交容疑で2人の男性を逮捕した。この2人は、「ナンパ師」と呼ばれる男性が開催する有料セミナーの受講生で、女性を同セミナーの管理するマンションの一室に連れ込み、泥酔させて乱暴したとみられており、被害者は、以前男性がナンパした女性の知人だったという。組織的かつ悪質な犯行内容が伝えられると、ネット上では「ナンパセミナーで一体何を教えていたの?」「部屋まで用意してるって怖い」といった声が飛び交っている状況だ。 このナンパセミナーでは、「レイプまがいの内容を教えているのではないか?」と、以前からマスコミ関係者の間でウワサされていたという。以前、同セミナーのテキストを見たことがあるという人物が、その驚愕の内容を教えてくれた。 「今とは内容が違うかもしれませんが、例えば、上級編として『ナンパした女の子をハメ撮りするためにはどうすればいいのか?』なんて項目があって、驚きました。『女の子に「なんでそんなことするの?」と聞かれたら、「僕たちが初めて親しくなった思い出を残しておきたい」と返す』などと、事細かなシミュレーションが書いてあり、さらには『撮影中にバッテリーがなくなるからコンセントに差し込め』とか『カメラは何がいい』とかまで。あと、『ヒモしてくれやすい女の子』がパターン分けされて解説されていましたね。例えば、『精神を病んでる女の子にはどう攻めればいいか』といった感じです。本当に気持ち悪いですよね。セミナーの主宰者がこういった内容を教えているだけに、今回の事件を知ったときに、『あの主宰者がやったのでは?』と思いあたりました」 ナンパを学びたいという男性の間でも、悪評はよくささやかれていたという同セミナーだけに、今回の逮捕を「起こるべくして起こった」と感じている人も少なくないのかもしれない。 「ナンパ塾」代表が怒りの抗議 そんな中、ナンパセミナー受講生による凶行が盛んに報じられる中、また別の騒動が起こっていた。当初、テレビ各局や新聞各社は、容疑者2人を「ナンパ塾の受講生」と伝えていたが、「ナンパ塾」の名称を商標登録し、ナンパに関する講義を行っている「共同企画デタント」が「報道関係者・マスコミ各位」と題した文書をサイト上で公表。 同社代表の草加大介氏が、「本日、新宿区内で女性にウォッカを飲ませて『ナンパ塾』を受講していた東京メトロの社員ら2人が逮捕されたとの報道が流れました。『塾が管理していた新宿のマンション』と報じられています。公言しますが、この件に関して弊社は無関係です。弊社では新宿区内にマンション等は借りてません。と同時に非常に憤っています。『ナンパ塾』は弊社の登録商標です。ゆえに、報道でこの名称を絶対に使わないで下さい。今年で創業20年になりますが、弊社の努力や実績が台無しになってしまいます」と強く訴えたのだ。 これを受け、サイゾーウーマンでは、草加氏に緊急取材を敢行。「事件を起こしたナンパセミナーが、誤って『ナンパ塾』と報じられていますが」と問い合わせたところ、「いろんな人から『あの事件とは関係しているの?』とメールが来ました。犯行内容があまりにも悪質だけに、そうやって勘違いされていること自体、現実味がなかったのですが、メールがどんどん送られてきて……」と、草加氏はため息を漏らす。そして、今回の事件についても、憤りを隠せない様子だ。 「今回逮捕された男性は、準強制性交容疑がかけられています。以前は、準強姦といわれていましたが、これはお酒や薬などにより、女性を“抵抗できない状態”にして姦淫することを指します。“準”とつくと、強姦より悪質ではないと勘違いされるかもしれませんが、そんなことはありません」 草加氏が、一連の報道で最も驚いたのが、同セミナーが部屋を用意していたという点だったという。この部屋は“ハウス”と呼ばれ、3時間3,000円で貸し出されていたそうで、「これまでにもこういったことがあったのではないか、今回の事件は氷山の一角ではないかと感じます。被害に遭っても、誰にも言えないままだという女性もいるでしょうし……」と沈痛な声を漏らした。 次のページ ナンパを取り扱うセミナーや塾には3種類ある 12次のページ Amazon 新・「ナンパ塾」完全極秘マニュアル: 最新最強の口説き術 関連記事 「本当に駆け落ちなのか?」元タレント女性、“大学生と失踪騒動”に夜逃げのプロの見解は?小6少女はなぜ殺めた? 昭和54年「上野小2殺害事件」から見る少年犯罪 “お受験殺人”の名で隠された、「音羽幼児殺人事件」“ママの世界”の本質「ホステス 夫バラバラ殺人事件」――“男の暴力は寛容”という社会に殺された女たち「愛犬家連続殺人事件」――4人を殺害“透明”にした偽装夫婦、風間博子という女