TOKIO・山口達也、「謝罪会見からジャニーズ退所まで」を不祥事対応のプロがダメ出し!
TOKIOメンバーの謝罪会見の4日後である5月6日、事務所が山口の契約解除を発表した。山口自らの希望によって、この対応が取られることになったという。
「もし“全面的に自分が悪い”ということを認めるのであれば、最初に“これ以上はないだろう”という対応を考えるんです。例えば、製品に何かが混入していたという問題を起こした企業であれば、『工場を閉鎖する』『商品を回収する』など、まずは会社にとって負担は大きいけれど、消費者にとって最善の策を考え、その後、世の中の反応などを見て、どこが一番の落としどころかを見つけていきます。今回の件でいうと、山口さん自身が責任を取って、自らTOKIO、ジャニーズ事務所から離れることを望み、それを事務所が認めたというのが、ファンにとっては苦しいものの、世間にとって“最も抵抗のない”落としどころだったような気がします」
山口の進退を保留にせず、すぐに契約解除を発表した点についても、「これ以上、世間は責めようがない。現時点では、最良の選択だったのでは」と高祖氏は語る。
こうして、山口は退所に至ったものの、ジャニーズ事務所が「(山口に)必要な支援を今後も積極的かつ継続的に行う」と明言しているため、世間では再契約の可能性も浮上している。果たして山口自身は今後、被害者とその家族、そして自らとどう向き合っていくのだろうか。
高祖智明(こうそ・ともあき)
ブライト・ウェイ代表、レピュテイション(※評判)・コンサルタント。1981年、リクルートに入社し、「ケイコとマナブ」など、数々の情報誌の編集・創刊に携わる。95~98年福岡ドーム広報宣伝部長を経て99年より現職。九州大学大学院芸術工学府 デザインストラテジー専攻 非常勤講師(マーケティング・デザイン)も務める。
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