海外
ヒーリングとは一体……

カニエ・ウェスト、母の死因とされる整形手術執刀医を「新アルバムのカバー」にするとウキウキでツイート!

2018/05/02 16:24
カニエのウキウキ、恐怖過ぎるわ……

 約1年間放置していたTwitterを先月13日に突如再開させてからというもの、ぶっ飛んだ投稿を連投し、世界中を困惑させているラッパー兼音楽プロデューサーのカニエ・ウエスト。理解しがたい迷言やトランプ米大統領を支持する投稿、意味不明な単語が執拗に繰り返される中毒性の高い新曲を公開し、そろそろネタ切れだろうと見るメディアも多かったが、その読みは甘かった。

 カニエは、ニューアルバムのジャケット写真を、最愛の母親ドンダの命を奪った原因だとされる美容整形外科医ジャン・アダムスのマグショットにするつもりだと発表。「勘弁してくれ」と拒否するジャンに、「ブラザー、一緒にヒーリングするぞ!」とうれしそうに呼びかけるという、実にカニエらしい支離滅裂な展開になっている。

 米ニュースサイト「TMZ」によると、カニエはスタッフとニューアルバムについて交わしたメッセージのスクリーンショットをTwitterに投稿。2006年にジャンが飲酒運転で逮捕された時のマグショットを提示し、「母の最後の手術を執刀した、この医師をジャケ写にしたい」と提案。「許したい、憎しむことはもう終わりだ」「なにかタイトル案はある?」というカニエの言葉に、スタッフは「すべての人を愛する(Love Everyone)」とコメントし、これがタイトルになると伝えた。「平和の象徴をジャケ写にするんだ!」と意気込んでいるカニエだが、ファンをはじめ世間はドン引きしている。

 ドンダは07年に脂肪吸引やたるんだ腹の皮膚を切り取る美容整形手術を受けた直後、合併症を引き起こし急死した。検視官の報告書では死因は特定できなかったが、術後に発症した複数の症状が死へ導いたと結論づけられた。カニエは母子家庭育ちの一人っ子で、死後11年たっても母親を深く愛し、次女の名前をドンダにしようと考えていたほどのマザコンである。

 そして今回の件に誰よりも驚いたジャンは、「写真は使わないでくれ」とカニエに公開書簡でお願い。「自分の医療ミスで亡くなったわけではない」と強調し、「対話を望んでいるのなら、ネガティブな過去を掘り返す必要はないのでは」と困惑するジャンだが、カニエは「なんてアメージングなんだ。君とのつながりに感謝するよ、ブラザー」「君と膝を合わせてヒーリングする日が待ち遠しい」とウキウキしながらツイート。ネット上では「毎回、カニエのメルトダウンには母親が絡んでいるが、今回もか!」と哀れむ人も少なくない。

 カニエは5月1日に「TMZ」スタッフによる芸能ネット番組『TMZ Live』に電撃出演し、「デブって呼ばれたくないから16年に脂肪吸引し、それで鎮痛剤依存になって措置入院しちまったんだ、ブロウ!」と激白するなど、Twitter再開以来アクセルを踏みっ放しな状態。今後なにをしでかすのか、彼からますます目が離せそうにない。

最終更新:2018/05/02 16:24
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