TOKIO・山口達也、実弟や20年来友人がテレビ登場も……各局取材内容に疑問の声
女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検され、無期限の謹慎処分となったTOKIO・山口達也。スポーツ紙などの報道によると、山口は4月26日の謝罪会見後に再入院したそうで、ジャニーズ事務所側は「アルコールの問題含め、ストレスによる生活の乱れが健康面や精神面に影響を与えている」と、その理由を説明したという。メディアの報道合戦が続く中、身内や友人にまで取材が行われている現状に、一部ネットユーザーから疑問の声が噴出している。
今年2月、酩酊状態の末に連絡先を知っている女子高生を自宅に呼び、キスなどをした疑いがもたれている山口。29日放送の報道番組『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ系)では、山口と趣味で意気投合し、20年来のサーフィン仲間だという男性がインタビューに応じた。山口のお酒の飲み方について、「そんなにだけど、実は酒強くないと思ってまして。いきすぎると寝てしまったりとか、記憶がなくなっちゃったりっていうのは(あった)。『病院に通ってお酒を断つようなプログラムをやってる』みたいなことは、言っていて」「2年ぐらい前の話ですかね」と、コメント。
また、飲食店経営の20年来の友人いわく、「僕なんかも心配して。『酒はもうダメだろう』と。『肝臓もそうなってるし』と(山口に)言ったら、『いやいや(アルコール)依存じゃないからね』と。『でもまぁ、控えていかないと』というのは言ってましたね」と、断酒の努力はしていたことを証言。山口が店に来た時には、お水に香り付け程度の酒を垂らし、「お酒のふりして、ほぼお酒じゃないもの」を出していたとか。山口は「こんなのあれ(酒)じゃねーじゃねぇか」と言いつつ、「そうだよな。ありがとね」と、怒らずに受け入れていたそうだ。
「さらに、この友人は山口は自身の食生活に関して、コンビニエンスストアで済ませていると明かし、『仕事帰ってくると、疲れて作れない』と、飲食店経営の友人に漏らしていたようです。4月20日に電話で『今後、仕事帰りに連絡するから作ってくれないか』『ちゃんとしたものを食べなきゃいけない。食べたい。しないといけない』と話したといい、生活改善に向けた意識があったことを証言していました」(ジャニーズに詳しい記者)
一方、フリーアナウンサー・宮根誠司が司会を務める情報番組『Mr.サンデー』(フジテレビ系、29日放送)には、山口の弟であり、ミュージシャンやプロレスラーとして活動するKouzyがVTRで登場。悲痛な表情で「被害者の方、そして被害者の家族の方に、心より深くお詫びを申し上げます」と、兄が起こした事件を謝罪したKouzyは「今でもちょっと信じられなくって。まぁでも、犯してしまったことなので……。そこは、やはり心に刻んでもらいたいと思います」と、涙ながらに語った。「僕ともそうですけど、家族の中ではお酒を飲むことがなかったので……だからちょっと、信じられないです」とも述べており、身内にとっても想定外の出来事だったのだろう。
「山口と実際に交流のある人々以外では、複数の局の情報番組などがTwitter上のTOKIOファンに今回の件に対する見解を聞こうと、取材協力のお願いをする例も増えています。フジテレビの『とくダネ!』は、『「TOKIOの歴史」や「TOKIOが25年かけて築いた絆」などについてファンの皆様にお話を伺わせていただきたくご連絡させていただきました』と、手当たり次第に連絡。これを受け、あるファンは番組の同時間帯に国分太一が出演する情報番組『ビビット』(TBS系)が放送されているため、『TOKIOファンとしては情報提供できない』という趣旨の返信をしていました。加えて、TOKIOファンは山口を許したりせず、『厳しい態度でいる方々がほとんど』と、『とくダネ!』のスタッフアカウントに伝えていたんです。ほかのファンも『自分の心情を話せるような状況ではない』と、断っていました」
こうした山口の周辺人物に対する取材について、TOKIO及びジャニーズファンからは「なんでフジテレビは達也さんの弟にもファンにも取材しようとしてるの? ふざけるな」「山口さんの弟にまで謝らせる。なんだかなぁ……」「『Mr.サンデー』に弟がなぜ出てくる……。『バンキシャ』にも友人が出てきたけど、こういう時に出てくる人、ホント嫌」とさまざまな反応が見られ、プロレスのファンも「兄弟とはいえ、弟のKouzyさんにまで謝罪をさせたこと、Kouzyさんをこんな形でテレビで見たのは残念」「なんでKouzyさんにまで謝らせる? 意味不明」と、不快感を示していた。
ほかにも、ネットユーザーからは「フジテレビは弟まで出して、そんなに視聴率がほしいの?」「非難されるべきは山口本人であって、弟まで引っ張り出して謝罪させるのはどうなの?」と、同局の報道内容を疑問視。中には、弟に取材するエネルギーがあるのならば、ジャニーズ事務所の責任者であるジャニー喜多川社長や藤島ジュリー景子副社長らに「会社としての責任を問うてほしい」との指摘も見受けられた。
自らの愚行により、被害者の女性はもちろん、ファンやTOKIOメンバーをも傷つけてしまった山口。とにかく今は猛省の日々を送って、二度とこのような過ちを犯さぬよう、自分を律してほしいものだ。