東京B少年「声フェチ」がトンチキ&萌えの連続! SixTONESガチな不仲感にハラハラ【Jr.チャンネル週報】
ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チェンネル」。現在、Snow Man(水曜)Travis Japan(木曜)SixTONES(金曜)東京B少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャーが解説&ツッコミ! 今回は、4月19~25日公開の動画をチェックします!
吉澤閑也は「人間」か「お化け」か
19日の動画は「Travis Japan 間違えると恥ずかしい!ホメ言葉を当てる【アゲアゲ聖徳太子ゲーム】」。再生回数は公開から8日で14万回を超えている。これは、YouTubeスタートに向けた企画会議(3月20日配信の動画)にて、七五三掛龍也が「YouTubeで見たやつ」として、流行のゲームをやろうと提案したことがきっかけ。解答者以外の6人が同時に叫んだ「自分への誉め言葉」を当てる、至ってシンプルなルールだ。自己評価と他己評価が一気に出てくるため、メンバーのキャラクター性を知らない人に、個々の魅力をアピールできる良心的な企画となっている。
そんな中、吉澤閑也のターンで気になる発言が。「縁の下の力持ち」「振り付けがGOOD」「優しさの塊」「後輩想い」という無難なワード以外に、「デニム人間」「体幹お化け」と、おかしな造語があった。「体幹お化け」は、おそらく「インナーマッスルがしっかりしている」と言いたいんだろうが、「お化け」というワードでさりげなく毒を吐いている点に笑いがこらえきれない。「デニム人間」「体幹お化け」って、メンバーは吉澤をどんな生き物だと思っているのか……。ごく個人的には、冒頭から自分だけカメラにアップで映ろうとしたり、中村海人のターンで「んなこと言ってねーよ!」と、急に大声でブチギレる松田元太のノリが非常に苦手……。
SixTONES、禁断の対談が早くも実現
20日公開の「SixTONES 1対1のサシトーク【不仲の噂】京本大我×松村北斗 本当に仲が悪いのか検証してみた」は、27日までの再生回数が28万回を突破しており、やはり今回もSixTONES人気の高さを再確認した。動画の内容は、タイトル通り「仲が悪い」とウワサされている京本と松村によるトーク企画とあって、2人のファンにとっては垂涎モノの貴重映像だろう。そもそも、YouTubeの開設が明らかになった時、ファンからは京本&松村がメインの動画を期待する声も出ていた。
ファンの望みを受けて早々に実現したわけだが、企画趣旨を聞いた松村は「それをメインに据えた企画をやる、企画力の薄さよ、今回はもう。思ったより威力ないぞ、これは」と危惧。確かに、“きょもほく”の対談なら、焦らして、焦らして、ファンが待ちわびた頃に出した方がよさそうだ。とはいえ、話題性のあるネタをあえて先に提供するという攻めの姿勢は、アクセスでもトップを走っているSixTONESならではかもしれない。
京本は松村について「このグループ組む前とかは、めっちゃ慕ってきてたの」「俺が先輩で、一応年齢も上だから。なんか、『そのカーキのズボン、めっちゃいいっすね』とか。『洋服くださいよ』とか」と暴露し、さっそく松村をピリつかせる。メンバーが退席し、いざ2人きりになると気まずい空気が流れ、“サシトーク”はなかなか進まない。「なんか、複雑な別れ方したカップルみたい」(田中樹)との表現がピッタリ当てはまるほどで、困った京本が壁の話題を振るシーンは、メンバーの爆笑も相まってついつい筆者も吹き出してしまった。
タメ口や敬語が入り乱れる京本の口調に、この2人ってホントに普段はしゃべらないんだろうな、と思う一方、欲を言えば、どうにか内緒で2人きりになる状況を作って、隠しカメラで様子をモニタリングした映像を見させてほしかった。また、筆者が思うメインの2人以外の見どころは、田中の仕切り力だ。会話に詰まった松村が「なんか飲み物とかあればね」とつぶやいたところ、別室の田中は「俺、1本持っていって。ちょっと話題も提供してきます」とイキりだし、2人が仲良く飲むようにあえて1本だけお水を持って乱入。トークのアドバイスをするも話が盛り上がらず、見かねた田中は「ちょっと提案なんですけど、1人ずつ呼び出して、お題を与えて。話しつつそのお題をクリアしていってもらいましょう」と、緊急ルールを追加した。
これによって、少し話しては沈黙……の単調な流れが変わり、ぐんと面白さがアップ。実際はスタッフの指示なのか、田中のアイデアなのかは不明だが、芸人バリの“こなれ感”、もしくは、フジテレビあたりのADのような振る舞いがグッジョブ! コメント欄でも「途中からの樹発信の緊急ルール、頭良いと思った。企画力が高い」と田中の仕事人ぶりに感心する声が見受けられる。ほかには京本&松村の距離感に嵐の櫻井翔&松本潤を重ねる人、「最近見たどの恋愛映画よりドキドキした」と、ウットリするファンも。
東京B少年にドキドキ……思わぬ収穫
21日配信の「東京B少年 声フェチ!彼女と初キスでの胸キュンボイス」は、リクエストに応じた「声フェチ」企画。アイドルの定番企画の一つだが、フレッシュなメンバー6人が熱演を披露している。お題は最年少の金指一生が「初めてのデートとか? キス」と切り出し、「初めてのデートでキス前の一言」に決定。彼女の名前は東京B少年にかけて「B子」(萎えポイント)。場面が変わると、6人が階段にちょこんと固まって座る姿が、もう可愛い。そして、浮所飛貴の声&顔立ちがKing & Princeの平野紫耀に激似すぎて、もうそこにしか目がいかない。今回は特に“平野感”が強く、コメント欄でも同様の指摘が目立っていた。
岩崎大昇、少し前から顔が元KAT-TUN・田口淳之介っぽくなってきたなと思っていたが(個人の見解)、「俺のチューまじヤバいよ。気をつけて、注意してね」という決めゼリフで、さらに“田口臭”を感じてしまい、今後の動向がちょっと不安に……。その後、自分の出番が済むと後ろでリップを塗り、お口をムニュムニュしてる瞬間には、不覚にも萌えてしまった。
しかし那須雄登……。「俺のチューって普通のものじゃないから。ほら、ナスがあるよ。こっちのナスは俺、ここの部分をB子ちゃん。……キスの連動ってやつ(ドヤ!)」って……。かねてより顔がSexy Zone・中島健人に似ていると思っていたが、トンチキぶりも匹敵するようだ。
そして、金指、藤井直樹と続き、浮所。自分の出番が来る少し前、藤井の隣で顎に手を置いてセリフを考えている表情の浮所にドキドキしてしまう。披露された胸キュンボイスは「キスしてもいいかな? 目閉じて」だが、笑いも歓声も上がらず、しばらくシーン。「セクシーだね」「なるほどね」「いいじゃん」と、なんとかコメントが上がるものの……感想、下手か!
ちなみに、22日の「HiHi Jets流に検証!『二兎を追う者は一兎をも得ず』」は、盛り上がりに欠けたので詳しい説明は省略。イマイチ検証結果がスッキリしないことは難点だが、彼らも自覚している「低予算」の動画作り(小道具を出した紙袋はレコード会社・J Stormだ)、Eテレ番組っぽさは継続してほしい。東京B少年の再生回数は公開6日で13万台、公開5日のHiHi Jetsは8万台。HiHi Jetsの予告によれば、次回は井上瑞稀がHey!Say!JUMP・山田涼介について語っているため、こちらの伸び率に注目したい。
Snow Man×ぬいぐるみ、ほのぼのコラボ動画
25日アップの「Snow Man【クレーンゲーム】達人!深澤辰哉の実力みせます」の視聴回数は、公開から2日で10万を超えている。帽子とメガネがKis-My-Ft2・玉森裕太を彷彿とさせる深澤辰哉が、的確な分析・操作で見事にクレーンゲームの景品をゲットするも、サンリオのキャラクター・シナモンロールには大苦戦。ことごとく失敗し、深澤が「めっちゃ悩ましいわ」と落ち込む場面では、「気持ちを落とさず、商品だけ落とそう!」と、ワードチョイスの神・宮舘涼太の名言も飛び出した。
結果、19回目でシナモンロールは“完落ち”。ファンから「似ている」と言われるシナモンロールと、渡辺翔太との対面シーンがより感動的な展開となった。シナモンロールを持つ渡辺、ポムポムプリンを抱きかかえる阿部亮平、すみっコぐらしを胸元に入れる岩本照の姿は癒やし効果抜群! Snow Manとのゲームセンターデートを疑似体験したような気分にもなれるため、ファンにとってはうれしい企画だろう。
こうして5グループの動画を振り返ってみると、SixTONES、東京B少年、Snow Manはまったく異なるテーマだったが、それぞれの持ち味が生きた回だった。それこそTravis Japanのアゲアゲ聖徳太子ゲームは、他グループのバージョンもお願いしたいところだ。
(中村チズ子)