芸能
7%台に転落

長澤まさみ、フジ月9をなぜ引き受けた!? 『コンフィデンスマンJP』低迷に「他局なら2ケタ確実」

2018/04/23 08:00
『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)公式サイトより

 フジテレビ局内から、絶大な期待が掛けられていたという、長澤まさみ主演月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)が、早くも苦戦を強いられている。初回から2ケタに届かない9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、続く第2話も7.7%と、今後も横ばいか、ゆるやかな下降が予想され、業界関係者の間では「他局なら2ケタは確実なのに、もったいない」とため息が漏れているようだ。

 フジは放送前から、長澤の月9主演が、「『プロポーズ大作戦』以来11年ぶり」と大々的に宣伝。山下智久とW主演した2007年放送の同作は、初回19.3%、最終回も20.9%と高視聴率を獲得していた。

「先頃から、『プロポーズ大作戦』の再放送を流したりと、フジが『コンフィデンスマンJP』に掛ける期待は相当大きかった。近年、連ドラから遠ざかり、映画や舞台を中心に活動している長澤を、約6年ぶりに連ドラ主演に引っ張ってきたことだけでも、フジの力の入りようがよくわかります」(テレビ局関係者)

 しかし、「フジの凋落ぶりを、最も体現している」といわれる昨今の月9では、主演や企画内容にどれだけ力を入れても、数字に結びつけることは難しかったようだ。

「かつては月9というだけで、『同じ作品を放送しても、他枠に比べて3~4%は視聴率が上がる』などといわれたものですが、今はまったく逆で、『他枠に比べて3~4%は視聴率が下がる』なんていわれる始末。『コンフィデンスマンJP』にしても、例えばここ数年、女性人気の高い女優を主演にした作品を放送している“日テレ水曜午後10時枠”で流せば、確実に2ケタを超えたはず。これでは、一時期ウワサになった月9廃止案が再び検討されても仕方ありません」(同)

 この負け戦の船頭を引き受く長澤に対し、「なぜ月9主演なんかを引き受けたんだ」などと不思議がる声が相次いでいる。

「長澤のマネジメント側としても、同作を“視聴率15%取れる作品”だと思っているはずがなく、前向きにオファーを受けたとは到底思えない。主演した連ドラが低視聴率を記録すると、CMクライアントからもいい印象を持たれづらくなる危険性があるだけに、“爆死”のリスクが大きいとわかっていれば、普通、事務所はオファーを断るものですからね。長澤本人が企画を気に入り、周囲の反対を押し切って出演を決めた、といったところでは」(芸能プロ関係者)

 昨年7月に月9枠で放送された、山下主演『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON』は、全話平均14.6%と好調だった。同作のおかげで、「廃止が検討されていた月9枠が延命した」ともいわれている。

「長澤にも同様の期待がかかっていたことでしょうが、それならいっそのこと、『プロポーズ大作戦』の続編を放送した方が、まだ数字に結び付いたかも。ただフジサイドとしても、ヒット作の続編頼みの枠にしてまで、月9を延命させようとは考えていないかもしれませんが」(同)

 まだスタートしたばかりの『コンフィデンスマンJP』だが、この先に待ち受けているのは、打ち切り説か、はたまた一発逆転か。

最終更新:2018/04/23 08:26
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