嵐・大野智が“京都エピソード”を語り、ファン複雑……「ゆっくり観光してほしい」と願うワケ
ゲストに訪れたメンバーとさまざまなゲームバトルを繰り広げる『VS嵐』(フジテレビ系)。4月19日の放送には、お笑い芸人の千原兄弟・千原ジュニア、ミキ、タレントの坂下千里子らが「チーム京都」として登場。さらに、「嵐チーム」に参加するプラスワンゲストには、女優の優香とお笑い芸人の藤井隆が出演した。
今回のオープニングトークは、櫻井翔が「最近どうですか、自転車乗りました?」と話を振ったことから、嵐の“自転車事情”が語られた。メンバーの中で自転車を「持っている」と答えたのは松本潤のみで、相葉雅紀は以前「持ってた」と答えていた。大野智と二宮和也は「持っていない」と答え、さらに大野は「でも(自転車に)乗れる自信はある」と“ドヤ顔”でコメント。「その年で補助輪付いてる人あんまりいないでしょ!」と相葉にツッコまれ、スタジオの笑いを誘っていた。
しかし別の場面では、意外な場所で大野が自転車に乗っていたことが明らかに。今回のゲストは京都出身のメンバーが集まっていたのだが、実は大野もジャニーズJr.時代、舞台『ジャニーズ・ファンタジー KYO TO KYO』出演のために、約2年間京都で生活していたことがある。大野いわく、当時は京都市内の四条と五条近辺に住んでいたようだ。
そして、当時大野が訪れた場所が話題に挙がると、「おもちゃ屋があって。ラジコン店があって、当時はチャリンコがあったの」と、住んでいた場所から約6.8kmも離れているおもちゃ屋に、自転車で行ったことがあると振り返った。しかし、出てくるエピソードがこれしかなかったため、相葉は「2年いて、ラジコン店しか行ってないの?」と驚き。大野は「行ってない」と即答し、京都の有名観光スポットである五重塔や清水寺なども「ほぼ行ってない」と語っていた。
大野は京都で生活していた時代について、2017年6月に放送された情報番組『あさイチ』(NHK総合)にゲスト出演した際、「16歳だったんでホームシックというか、家に帰りたくなったりはありました」などと語っていた。また、2年間舞台に出演し続け、大野は「自分の中で踊りが極まったんで、もういいかな、と思った。もう違うことやろうかな」と、ジャニーズ事務所を退所しようと思っていたとも明かしていた。
そんな過酷な状況に追い込まれていたことを知っているファンは、今回大野が『VS嵐』で京都時代を振り返ったことで、「当時の大野さんのお仕事知ってるファンは、ラジコン屋にしか行けなかったって話を聞いて、正直『うわあっ』って思ったよね」「過酷な舞台にほぼ毎日出演して、ダンススキルをひたすら磨いた大野智は本当にかっこいい。観光してる暇なんてなかったんだろうなあ」「当時は舞台のためだけに京都にいたんだろうけど、大人になった今、ゆっくり京都観光してほしいな」としみじみ。大野は笑いながら京都の話をしていたが、ファンにとってはさまざまな思いが透けて見えていたようだ。
思わぬところで大野の過去に触れることとなった『VS嵐』。大野にとって京都は切っても切れない縁のある場所なだけに、これからも興味深いエピソードが聞けることがあるかもしれない。
(吉本あや/ライター)