ジャスティン・ビーバー、女性に乱暴する男を殴って止める! ヒーローぶりに「意外とやるじゃん」の声
米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」によると、ジャスティンは14日、パトリック・シュワルツェネッガーが主催したパーティに、友人らと一緒に出席した。にこやかに過ごしていたが、そこに男が乗り込み、ある女性を見つてカンカンに怒りだして喉元をつかんだのだ。そばにいたジャスティンや友人たちは「離せ!」と大声で叫んだが、男性は「うるせぇ! てめえはマスでもかいてろ!」と聞き入れず。皆がためらっていた次の瞬間、ジャスティンは男性の顔を殴り、壁に男性を押し付けて手を離させ、女性を救った。
パーティに参加していた情報筋によると、男はドラッグをキメていたようで、女性は元恋人らしかったという。その後男性はパーティから追い出され、ジャスティンが乗っていたとみられるSUVを、彼の名前を叫び、叩きながら追いかけたため、駆けつけた警察に逮捕されたと報じられている。
ジャスティンとコーチェラといえば、15年、ドレイクのステージを見るため関係者用エリアに入ろうとして警備員に「満員だから」と止められたのをきっかけに暴れ、騒ぎになった過去がある。この事件を思い出したファンもいただろうが、今回殴られた男性は「ジャスティンといざこざを起こした」とは警察で認めたものの、告発しないと伝えたとのこと。ジャスティンが男性を殴った証拠も、男性が女性の喉元をつかんだ証拠もなく、この件に関する通報もされていないため刑事事件にはならないと「TMZ」は報道。ファンを安堵させた。
教会に入り浸りだして以降、「髪形と服装がダサすぎるし、笑顔もキモくなってきた」とネット上で叩かれていたジャスティンだが、「ムカつくけど、いい奴じゃん」「ちょっと見直した」「5年前にパパラッチに殴りかかった時は弱っちかったけど、男になったな」と評価する声も上がっており、思いがけずイメージアップした。
コーチェラにはメインステージのほか、いくつかのステージが設けられており、観客は自分が好きなアーティストやジャンルの音楽を聞くためステージを渡り歩く。その中には教会が主催する小さなテント内のステージもあり、ジャスティンは15日、このステージにサプライズで登場し、アコースティック・ギターの伴奏に合わせてクリスチャン歌手コーリー・アズブリーの「Reckless Love」とゴスペル・グループ、モザイクMSCの「Tremble」を熱唱した。
SNSにはジャスティンがこのステージで「ジーザス!ジーザス!」と歌う動画が投稿されており、観客も一緒に歌い両手を挙げ、一体となっている姿が確認できる。教会系のステージであるためフェスにしては少なめの観客だが、黄色い歓声で自分の歌声も聞こえないコンサートにうんざりしていたジャスティンにとっては、うれしいひとときだっただろう。
ちなみにジャスティンが公共の場のステージに立って歌声を披露するのは、パーパス・ワールド・ツアーをキャンセルしてから初めてで約9カ月ぶり。コーチェラのステージに立つのは、14年にチャンス・ザ・ラッパーのステージにゲストとして出演して以来、4年ぶりとなる。
「このままクリスチャン歌手になるのではないか」「いや、歌って踊れる牧師を目指すんじゃないか」とさまざまな臆測が飛び交っているジャスティン。どちらにせよ、女性を救うスーパーヒーローとなった今回の一件が、イメージアップにつながったことは間違いなさそうだ。