女性タレントの「アバター鼻」化はなぜ起こる? Dr.高須幹弥が“整形バレ”する鼻を語る
【第61回】「高須幹弥センセイ、アバター鼻は整形失敗ってことですか?」
ネット上で日々検証されている芸能人の整形疑惑。メイクやライトの加減だったり、年齢によっては成長で変わったりすることもあるものの、誰の目にも不自然であれば、疑惑が強まるのも無理はない。映画『アバター』の人造生命体に似ていることから「アバター鼻」と呼ばれる“おでこから生えたような鼻”は、その代表的パーツと言えるだろう。アバター鼻化を指摘されている女性タレントは少なくないが、そもそもなぜこんな不自然な鼻が生まれてしまうのか? 高須クリニック名古屋院院長の高須幹弥先生、アバター鼻になってしまう原因を教えてください!
■アバター鼻の日本人は99%整形
アバター鼻とは、眉間と鼻根部の高さが同じだったり、眉間より鼻根部が高かったり、正面から見て鼻の横幅が広すぎたりと、不自然な形になっている鼻のことです。鼻を高くする施術は、ヒアルロン酸注射やシリコンプロテーゼ、アクアミドやバイオアルカミドなどの注入といくつかあり、ヒアルロン酸が一番多いのですが、どれであれ、高すぎると不自然になりますよ。特にヒアルロン酸は柔らかいジェル状なので、入れすぎると横にも広がって、幅の広いアバター鼻化しやすいですね。ただ、最近は鼻専用の硬いヒアルロン酸があるので、それであれば横に広がる心配はありません。
基本的に日本人の顔は、眉間より鼻根部のほうが低い造りをしています。しかも、生まれつき眉間と鼻根部の高さが同じくらいという人は滅多にいないので、純粋な日本人でアバター鼻なら、99%整形を疑っていいかもしれませんね。以前話題になったショーンKさんも、西洋人っぽく見せようとして鼻を高くしていたようですが、横に広がって不自然だったので、恐らく質の良くないヒアルロン酸をたくさん注入したんだろうと思って見ていました(笑)。