関ジャニ∞・渋谷すばる、退所発表会見の舞台ウラ――ピリピリムードを和らげた“錦戸の一言”
グループ脱退、ジャニーズ事務所の年内退所を発表した関ジャニ∞・渋谷すばる。4月13日発売の「フライデー」(講談社)は、グループ脱退を先駆けて報じたが、多くのマスコミ関係者は15日の記者会見当日に、ようやくその全貌を知ることになったという。
「ジャニーズサイドからは『フライデー』発売日の夜、『関ジャニ∞から発表がある』と記された記者会見の案内状が送られてきました。具体的な内容は記されていなかったものの、渋谷の進退に関わる会見であることは、ほぼ確実視されていました。なお、会見は午前10時45分スタートだったのですが、情報解禁は午後12時と設定されていたんです。会見が行われた同時間帯には、ジャニーズ公式サイト『ジャニーズウェブ』で、ファン向けに脱退と退所に関する文面が公開されました」(テレビ局関係者)
しかし、ジャニーズと蜜月関係のスポーツ紙に対しては、それ以前に退所の報告があったという。
「12日より前に、ジャニーズから渋谷の脱退や退所が伝えられていたそうです。会見では、10日に脱退が正式決定したそうですから、ジャニーズサイドはその直後に、スポーツ紙へ情報を流したことになる。約2カ月間、メンバーや事務所関係者は、渋谷に残留の説得をしていたそうですが、いざ脱退が決定してから正式発表までは、わずか5日で行われました」(同)
そんな電光石火で行われた会見は、中盤までピリピリムードだったというが、質疑応答が始まってからは、「徐々に空気が和らいでいった」(芸能記者)そうだ。
「渋谷が今回の発表について淡々と説明している時は、シーンと静まり返っていましたが、錦戸亮が『せっかくの日曜日にありがとうございます』と挨拶したあたりから、少しずつ笑い声が聞こえだし、和やかな雰囲気に。渋谷なりのジョークでしょうが、『(ジャニーズに尊敬する先輩が)いたら辞めてないと思います』のくだりでは、爆笑も起こっていました。渋谷1人の会見だったら、終始物々しい空気のままだったかもしれないだけに、メンバー同士が支え合っているグループなのだと感じましたね」(同)
また、メンバーの安田章大が「ケガのため」会見を欠席したが、現場では、その真偽を問う声も出ていたという。
「『安田は単純に出席したくなかったのでは?』『這ってでも来そうなものなのに』と漏らすマスコミ関係者もいましたが、ジャニーズ関係者は徹底否定。本人は出席したかったものの、『医師のストップが掛かったため断念した』と強調していました。確かに、ただの嘘なら『3日間の入院』とまでは言わないでしょうし、その説明があってからは、ザワついていた報道陣も落ち着いたものの、やはりグループが一丸となって臨んだ会見との印象が強かっただけに、マスコミサイドも『安田にいてほしかった』と感じていたというわけです」(同)
渋谷にとっては、ジャニーズタレントとして最後の公の場とみられる今回の会見だが、何よりもメンバー同士の絆の強さを、あらためて感じさせる場となったようだ。