King&Prince岩橋&神宮寺、デビュー前の“挫折”を激白! 「自費でボイトレ通い」の過去も
King&Princeのメンバーとして5月にCDデビューを控えている、岩橋玄樹と神宮寺勇太。ジャニーズJr.内ユニット・Princeが結成される前の時点でともに活動する場面が多く、プライベートでも仲が良いことから“じぐいわ”と呼ばれ、ファンにも人気のコンビだ。晴れて同じグループでのデビューが決まった今、過去の知られざる苦悩と、今後の“距離感”について語っている。
2013年に香取慎吾主演の学園ドラマ『幽かな彼女』(フジテレビ系)で、同じクラスの生徒役を演じた2人。以降はアイドル誌などにもセットで登場する機会が増え、次第に気の許せる間柄に発展したという。「duet」13年7月号(ホーム社)で、神宮寺が「オレと岩橋ってドラマ撮影が始まるまでは、そんなに交流がなかったんだよ。短期間で息を合わせるために、わざといっしょにいる時間を増やしたら、あっという間に仲よくなって、ついにペアリングを買っちゃった(笑)」と明かしたように、ドラマの撮影を通して、いつしかペアリングまで購入する仲の良さになったよう。
そして、15年6月にはこの2人に加えて岸優太、平野紫耀、永瀬廉、高橋海人からなる6人で「Mr.King vs Mr.Prince」を結成。6人でテレビ番組に出演するなどし、着実にファンを増やしていった。しかし、同年12月~16年1月に東京・帝国劇場で行われた舞台『JOHNNYS’ World』はMr.KINGのみの出演となり、16年以降は「Mr.KING」「Prince」としてそれぞれ3人組のユニットとなり、別々で活動するようになっていた。
そんなドタバタを繰り返し、昨年再び集結したMr.KINGとPrince。ジャニー喜多川社長への直談判によって6人でのデビューが正式決定した。「月刊TVnavi」18年5月号(産経新聞出版)には、デビュー記念のスペシャルインタビュー企画が載っており、今回は岩橋&神宮寺が登場。神宮寺はデビューに関して、「最初から意識はしていました」と話し、入所後はすぐにデビューできるものだと考えていたところ、「1年くらい経った時かな、同世代で一緒に活動する機会も多かった(佐藤)勝利がデビューした時、自分は選ばれなかったことで中学生なりに小挫折を味わった」と、11年のSexy Zoneのデビューにショックを受けたと告白している。
その後、神宮寺は自費でボイストレーニングに通い始め、岩橋はダンスと「アイドルとしての見せ方」を研究するようになったとか。そんな中、岸を含めた3人でPrinceとしての活動がスタート。「学んだのはどんなことですか?」との問いには、神宮寺が「どんな仕事も当たり前じゃないってこと。さっき小挫折って言ったけど、一番の挫折は15~16年頭に上演した『ジャニーズ・ワールド』に出られなかったこと。何で出られないんだろう…ってショックすぎて、あの時はネガティブな考えしかできなかった」と、率直な思いを激白。岩橋も「正直、自分たちではっきりした理由を見つけられなかった…」と語っており、出口の見えない状態だったことを感じさせる。
そんな状況の中でも3人は前を向き、行動を起こしていたよう。岩橋が「あの時は3人で自分たちがどうしていきたいか、いろいろ話もできたし、あらためてこの3人で頑張っていこうって気持ちを確かめ合えたよね」と語るように、ジャニー社長に「3人でもっと仕事がしたい」と訴えたこともあったそう。その甲斐あって、『真夜中のプリンス』(テレビ朝日系)の開始や、舞台『ジャニーズ・フューチャー・ワールド』の出演が叶い、神宮寺は「本当にがむしゃらに頑張ってきたと思う」と、当時の自分たちを振り返った。先述の『ジャニーズ・ワールド』に出られなかった悔しい思いをきっかけに、「仕事そのものへの姿勢が変わった」(神宮寺)、「本当にあの経験があるからこそ今がある」(岩橋)と、現在はプラスに捉えているようだ。
一方、「TVnaviSMILE」vol.28(産経新聞出版)の対談では、そんな苦楽をともにした2人の間柄を自分たちで分析。「今の2人の関係性を表すなら?」と聞かれ、岩橋は「長年連れ添ったおじいちゃんとおばあちゃんみたいな感じ(笑)。ただ、一緒にいすぎて感覚がマヒしている部分があるというか…。良くも悪くも、お互いの存在が当たり前になりすぎているのかもしれないなって。だから、今後も長くいい関係でいるための距離感みたいなものを見つけなくちゃいけないのかなって、最近思うよ。ずっとお互いを尊敬し合える仲でいたいから」と持論を展開した。
神宮寺は「確かにね。デビューするってことは何十年も一緒にいることを約束されたようなものだから、いい距離を探すことは大事なのかもしれない」と理解しつつ、「でもね、多分、こんなに同じ経験をしてきた人って人生でなかなか出会えないと思うんだよ。だから一緒に頑張ってきた時間や得たものを忘れずに、これからも共に歩んでいきたいなと思います!」と、岩橋の提案する“長くいるための距離感”は気にせず、寄り添っていくと決意表明したのだった。
デビュー後も6人はさまざまな困難に立ち向かうだろうが、岩橋&神宮寺をはじめとするメンバーの絆で、苦境を乗り越えてほしいものだ。