『わろてんか』最終回も満面の笑みで20%超! 視聴率低迷も見事V字回復
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(金曜日)お届けします!
『わろてんか』(NHK総合/月~土、午前8時) 京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てん(葵わかな)が笑いをこよなく愛する青年・藤吉(松坂桃李)と出会い、2人で「風鳥亭」をはじめ多数の寄席を抱える「北村笑店」を経営、日本中を笑わせるために奮闘する姿を描いた物語。「吉本興業」の創始者・吉本せいをモデルに描いている。
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■3月31日(土)/151話
ついに最終回を迎えた『わろてんか』151話では、てんたちが青空喜劇『北村笑店物語』を人々に披露するシーンが描かれた。てんの夫・藤吉役には、席主代表・亀井庄助(内場勝則)の知り合いで、若い頃の藤吉に似た芸人・田口一郎(辻本祐樹)の出演が決定。最初は大舞台に緊張してミスを多発していた田口だったが、徐々にスムーズな演技をするように。また途中から、てんの目には、田口が藤吉に見えていた。
視聴者からは、てんたち裏方の人間も総出で出演したこのシーンに、「回想シーンを新喜劇で見せるって斬新でいいなぁ」「すべての話が最終回につながっててジーンと来た」と絶賛の声が続出。また亀井役を務める内場は、吉本新喜劇で“スーパー座長”とも呼ばれる人物であるため、視聴者からは「内場さんがいるだけで一気に新喜劇に味が出る」「やっぱり安心感が半端ないなぁ」「小物感も大物感も出せ、笑いもシリアスもできて見た目も良い。亀さんは内場さんじゃなきゃできなかった!」といった声が上がっていた。
『北村笑店物語』は大成功を収め、最後はてんと亡き夫である藤吉が北村笑店の再建を語り合うシーンで幕を閉じた。すでに死んでいる藤吉が登場すると、「当たり前に出てくるな(笑)」とツッコミの声はありつつも、最後まで笑顔で締めた同作は、視聴者から「こんなに笑いのことだけ考えてる朝ドラはいままでなかった!」「最後までみんなに『わろて』ほしかったんだね」「感動の涙じゃなくて笑顔で締めた『わろてんか』らしさが素晴らしい!」と大好評だったよう。
同作は初回放送視聴率20.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好スタートを切るが、物語中盤の80話では最低視聴率16.6%を更新するなど低迷していた。しかしその後、1月29日放送の第18週から5週連続で週平均視聴率20%超えを記録。最終回の視聴率は20.5%とV字復活を果たし、全話の平均視聴率は20.1%だった。
4月21日には“笑いと愛”をテーマにしたスピンオフの放送も決定。最後まで“笑い”にこだわった同作の余韻に、視聴者はもう少し浸っていれそうだ。