魔法がとけました

「かぼちゃの馬車」には絶対に住みたくない! 女性専用シェアハウス住人たちのリアルな声

2018/03/29 17:21

三軒茶屋駅から徒歩12分で9万6,000円

 一方で、「出張の多い仕事をしていて、家の管理が面倒くさいので、シェアハウスを選んだ」と語る都内在住の30代Cさんは、「リビングがないというのは、私はそこまで気にならないです。寝られればいいので」という。

「私みたいに家を空けることが多い人にも、シェアハウスは便利なんです。かぼちゃの馬車も週に何回か清掃の人が来てくれるシステムだったみたいですけど、私のところもそうなので、大変助かっています。電球が切れても、すぐに担当者に連絡できるし、シェアハウス内で問題がないか、定期的にチェックにも来てくれます。だから、かぼちゃの馬車の元入居者さんが、『洗濯機の不調で水漏れが起こったのに、スマートライフの対応が遅くて大変だった』とブログに書いてあるのを見て驚きました。それに、今回の破たんによって、清掃の人が来なくなってしまったトラブルもあったそうですね。『一時来なくなったけど、また来てくれるようになった』と報告している入居者も見かけましたけど、今後もそういうことがあるんだったら、私は絶対入居したくない」

 またCさんは、「家にあまりいないのに、敷金礼金や高い家賃を払うのは嫌」といった理由も、シェアハウスを選ぶポイントになったという。かぼちゃの馬車も、「各部屋に家具・家電付きで初期費用1万円と家賃だけで住める」と宣伝して、礼金敷金などはかからなかったそうだが……。

「現在、かぼちゃの馬車のサイトは閲覧できない状態になっていますが、賃貸物件サイトを見ると、いまも入居者を募集しているんですよね。管理会社がスマートデイズから別の会社に移って、オーナーさんが家賃を改訂したようで、あるサイトでは、三軒茶屋駅から徒歩12分の物件が賃料管理費込みで9万6,000円、中野坂上駅から徒歩10分の物件が賃料管理費込みで9万5,000円と紹介されていました。光熱費やWi-Fi代などが込みだとしても、この値段なら結構いいワンルームを借りられるよね、と思ってしまいます。ナイトワーク専門賃貸情報サイトに載っていたので、『お金はあるけど入居審査が通らない』って人にはいいかもしれませんけど、いやそれにしたって、シェアハウスとしては高すぎる。これじゃあ人が集まらないのでは」

 女性専用シェアハウスに住む人からしても、「魅力を感じない」というかぼちゃの馬車。前出のAさんは、「今回の騒動で、シェアハウスのイメージまで悪くなったような気がして悲しくなりますよ」とため息を吐いていた。かぼちゃの馬車のオーナーの中には、今後自主管理に変更して再建を目指す人もいるだろうが、人を集められるシェアハウスに生まれ変わることはできるのだろうか。


最終更新:2018/03/29 17:24
カボチャの馬車L ホワイト
「ネーミングがダサい」って意見もありました