ポルノデビュー、2度の逮捕……ローレンス・フィッシュバーン娘、今度はセックステープ流出で「親父が気の毒」の大合唱
「更生するまで娘とは関わらない」と絶縁していたローレンスだが、モンタナのために弁護士を雇ったと伝えられ、「バカな娘を持つ父親はつらい」と、世間はますます同情。モンタナは「暴行してない」と無罪を主張し、9月には「パパとはもう大丈夫」とアピールしていた。
デビュー作の売れ行きは、そこそこ良かったようだ。それゆえ発売元だった大手ポルノ制作・配信会社ヴィヴィッド・エンターテインメントから「もう数作出演しないか」とのオファーをもらったモンタナだが、デビュー作の相手男優に「練習に付き合うよ」と言い寄られて、性行為をしたテープを勝手にリークされて嫌気が差し、オファーを蹴った。その後、「服を着たモデルの仕事が来るようになった!」と大喜びしたのもつかの間、“暴力的になりやすい人”を専門に扱う精神病施設に入院する。訴訟中だった暴行罪での懲役入りを避けるためだったが、その後、検事が「禁錮120日を求める」と言いだし、モンタナは大慌て。漂白剤を飲んで自殺未遂を図ったところ、狂言自殺だと報じられ、人々の中では「ガチでヤバいお騒がせセレブ」枠に収まった。
最終的に、暴行罪での懲役入りは避けられたものの、まともな芸能界の仕事が来るはずもなく、14年にヒューストンの人気クラブ「V-Live」にストリッパーとして登場する。ドレイクが「Child’s Play」のMVを撮影したり、リアーナと来店したりもしたこの人気クラブで再起を図ったのだが、鳴かず飛ばずで忘れ去られていった。
彼女の名前が再びメディアに登場したのは昨年だ。フロリダ州の国道I-95で飲酒運転で逮捕されたのだが、その際、パトカーのカメラに撮影された映像が一般公開され、大きな話題となったのだ。映像の中の泥酔したモンタナは、超マイクロミニのタイトドレスを着用し「ハイじゃないよ、ファッキングにアゲアゲなだけ」と笑い、「ドナルド・トランプ問題において、ラテン系アメリカ人からラテン系アメリカ人に言えることは、正しいく任務を遂行してほしいということであります!」「現在のアメリカにおける政治情勢に不満があるから、そこんとこ、よろしくお願いします!」と支離滅裂。「おしっこ」とTバックのお尻を出して座り込み、「何をしてるんだ?」と質問する警察官に「おしっこしてもいいですかぁ」と返して「もうしてるじゃないか……」と、あきれられるなど、ひどいありさまで、世間をあぜんとさせた。
この時の飲酒運転の判決は今年2月末に下り、12カ月の保護観察に処された。ネット上では、「絵に描いたような転落人生」「ローレンスを、これ以上心配させないでほしい」などと声が上がった。
だが父への同情むなしく、今度はモンタナが19歳の時に撮影したプライベートのセックステープが公開された。
米大手ゴシップ芸能サイト「RadarOnline.com」によると問題のセックステープは、ヴィヴィッド・エンターテインメントのオーディション用に撮影されたホームメード・セックステープだという。当時の交際相手とセックスをしているもので、オーディションに通りたい一心でキムっぽく誘う笑顔を見せたり、行為の最中に少し大げさにあえいだりしている。映像の彼女は今よりもかなり若く、化粧はしているが、10代の初々しい顔つきだ。
ヴィヴィッドはこのセックステープに、『モンタナ・フィッシュバーン:ザ・ロスト・テープ』と題して、同サイトで3月26日にリリースした。「ハードコア・バックドア」というキャッチフレーズが付けられているため、アナルセックスを売りにしているのではないかと推測される。
モンタナがポルノ女優としてもストリッパーとしてもうまくいかなかったのは、顔が父親に似ているからだろう。誰もが「ローレンス・フィッシュバーンの娘」と知っているため、彼女のセックスを見ても、どうしてもローレンスの顔が脳裏にちらついてしまうと思われる。今回流出したセックステープも、それほど売れるとは考えにくい。
モンタナが憧れるキムは、セックステープが流出した8年後には、3番目の夫となるカニエ・ウエストとの間の第二子を出産し、この年の資産は5250万ドル(約5億3000万円)だったとされている。モンタナもポルノデビューから8年がたつが、昨年飲酒運転で逮捕された時はトヨタのカローラを運転していたので、金持ちではなさそうだ。ちなみに、父親であるローレンスの資産は推定2000万ドル(約21億円)である。
目指していた“第二のキム”とは程遠い転落人生を歩んでいるモンタナ。今回のセックステープ流出がきっかけでポルノ女優として復帰する可能性もあるが、ネット上では「需要がない」「見たくない」という声が多く、カムバックしても成功は難しそうだ。
「このままだと薬物依存症になり、早死にしそう」と懸念されてもいるが、モンタナは26歳と若いので、まだ軌道修正可能だろう。ローレンスが望むまっとうな道を歩むことを、願わずにはいられない。