元SMAP、テレビ露出の突破口は「地方番組」!? 『ミヤネ屋』もジャニーズ忖度ナシの裏事情
稲垣吾郎が、3月25日に放送された福岡の番組『サンデーウォッチ』『今日感テレビ』(共にRKB毎日放送)にゲスト出演したことが、一部ファンの間で話題になっている。いまや稲垣、草なぎ剛、香取慎吾は、局による“ジャニーズ忖度”が原因で、ほぼテレビ出演できない状況に陥っている中、同局は、芸能界のしがらみにとらわれることなく、3人を応援するスタンスを貫いているそうだが……。
福岡を訪れていた稲垣は、映画『クソ野郎と美しき世界』の宣伝のため、番組出演に加えて、RKBも企画制作に名を連ねる『福岡アジアコレクション2018春夏』に登場したという。
「ネット上で、かねてから指摘されているテレビ局の“ジャニーズ忖度”ですが、実際にジャニーズ事務所の顔色をうかがっているのは、主にキー局のプロデューサー以上のスタッフ、また、ジャニーズ寄りの一部芸能レポーターたちです。『3人を画面に映すことすらNG』『スタジオトークで彼らについて触れない』など、番組によってルールはまちまちですが、ほとんどの局や番組が『出演NG』状態になっています」(テレビ局関係者)
一方で、地方局ではジャニーズへの忖度をせず、こうした3人をないものとして扱う“独自のルール”などを作っていない番組もあるという。
「驚きだったのは、東京でも放送されている関西ローカル局制作の番組『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ系)が、当たり前のように3人のニュースを取り扱っていること。ジャニーズ事務所本体のタレントも、番宣で出演する機会のある番組ですが、関係者によれば『あくまで番宣はジャニーズサイドの要望。こちらが3人のニュースを扱わないなどの忖度をする必要はない』とのこと。東京の局では考えられない姿勢です」(同)
しかしながら、地方局でも出演陣の意向で、3人を取り扱うことを躊躇するケースも頻出しているそうだ。
「ジャニーズとつながりの深い芸能レポーターが出演している番組は、積極的に取り扱うことは難しいんです。実は『今日感テレビ』にも、親ジャニーズレポーターが出演しているのですが、それでも稲垣が登場できたのは、こうした芸能レポーター以上に力をもった芸能関係者が、仲介に入ったからとみられています」(地方局スタッフ)
ファンにとっては吉報となった稲垣の出演だが、幾重にも重なった障害を、何とかくぐり抜けた結果のようだ。ジャニー喜多川社長は、3人の独立に際して「僕のできる範囲で応援します」と発言していたことが、はるか昔の出来事のように思えてしまう。