『わろてんか』親子三代の“つながり”を感じさせる言葉に、視聴者の涙腺崩壊!
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(金曜日)お届けします!
『わろてんか』(NHK総合/月~土、午前8時) 京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てん(葵わかな)が笑いをこよなく愛する青年・藤吉(松坂桃李)と出会い、2人で「風鳥亭」をはじめ多数の寄席を抱える「北村笑店」を経営、日本中を笑わせるために奮闘する姿を描いた物語。「吉本興業」の創始者・吉本せいをモデルに描いている。
【サイ女の朝ドラ通信バックナンバー】
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<127話~132話>『わろてんか』戦地の将兵を笑わす芸人慰問団が体現した「笑いは薬」に視聴者胸熱!
<121話~126話>『わろてんか』人気芸人コンビと跡取りの子どもたち……2組の恋愛の対比がエグい
■3月17日(土)/139話~3月23日(金)/144話
139話では、北村笑店初の映画が検閲対象に。その理由が自分にあると知った役員の栞(高橋一生)は、北村笑店を去ることを決める。
140話では、北村笑店の映画第1作『お笑い忠臣蔵』の完成を見ないまま、栞のアメリカ行きが決定。てんや専務の風太(濱田岳)と酒を飲み交わした栞は、141話で人知れずアメリカへと旅立つのだった。さらに北村笑店の芸人たちにも続々と赤紙が届き始める。そんな中、長年芸人たちの台本を書き続けてきた万丈目(藤井隆)が、「自分が台本を書くと、その芸人が戦争に行ってしまう」と精神的に追い詰められ、北村笑店を去る。狂ったように台本を書き続けた藤井の熱演に、視聴者は「本当に追い詰められてる様子がひしひしと伝わってくる」「鬼気迫った目が素晴らしい!」「藤井隆のスペックの高さを改めて思い知らされた」と圧倒されたようだ。
北村笑店が買った通天閣が燃えてしまう様子が描かれた142話。そんな状況の中でも、てんたちは笑いを届けるために寄席の営業を続けていた。しかしある日、千日前の南地風鳥亭が建物疎開で取り壊されると告げられる。
143話では、てんの息子・隼也(成田凌)に赤紙が届く。てんは勘当していた隼也と和解し、隼也の妻であるつばき(水上京香)と孫の藤一郎(南岐佐)を引き取ることを決めるのだった。
孫との初対面に緊張するてんの姿からスタートした144話では、ついにてんと隼也一家が再会。てんは恐縮する隼也やつばきに、自分も駆け落ちしたことや、勘当された実家に借金をしに行ったことを明かす。さらにてんは、勘当後にたった一度だけ会った自身の父・儀兵衛(遠藤憲一)に尋ねられた「わろてるか?」という言葉を隼也に投げかける。これには視聴者から、「よく似た演出を2度繰り返すことで、儀兵衛・てん・隼也のつながりが、より一層際立っていて印象深い」「てんがどんな思いで戦争に行く息子にこの言葉を言ったのか、考えると涙が止まらない」「ここでこの言葉は反則でしょ! 一瞬で涙腺が崩壊した!」と感動の声が続出。
144話のラストでは、隼也が多くの人に見送られながら戦地へと旅立つ。『わろてんか』の放送も今月末まで。てんや隼也、そして北村笑店がどのような結末をたどるのか、最後まで見守っていこう。