カルチャー
ネット炎上の定番!
「マタニティヌード」を撮る女と、不快感を覚える女――臨床心理士が“モヤモヤ”の正体を暴く
2018/03/23 11:30
最近では、ママになる女性だけでなく、パパになる男性も一緒にヌードになるケースが出てきている。浜崎あゆみの元恋人として、マスコミから注目を浴びた、ダンサーの内山麿我は、2015年に結婚した一般女性とともに、マタニティヌードを公開した。脱ぐ父の心理について、杉山氏は、「脱ぐ意味はあまりないんですけどね(笑)」と少し困りつつ、次のような見解を述べてくれた。
「『妻の妊娠中、自分もつわりを経験した』という男性って、実は結構います。子どもができたことを喜ぶあまり、妻と自分を同一化して、自分も妊娠しているような感覚になるんです。なので、男性もマタニティヌードを撮るというのは、妻への同一化がすぎて、記念に自分も脱いでおこうかといった心理が働いているように見えます」
また、先日妊娠を発表したモデルのMALIA.は、自身のインスタグラムに、元Jリーガーでファッションモデルの夫・三渡洲舞人とのツーショットを公開。MALIA.がワンピースを身にまとっている一方、三渡洲は下着姿という不思議なマタニティフォトを公開していたが、「女性の方が自分の体をさらすことに慎重ですから、男性側だけ脱いだのかもしれませんね。ただし三渡洲さんはモデルの方なので、話題作りの可能性もありますが。こうした妻と自分を同一化する男性は、“愛情あふれる旦那さん”なのですが、一方で『妻は自分の持ち物』という感覚に陥っているともいえます」
今後も、多くのタレントがマタニティヌードを披露し、そのたびにネット上が大荒れになることが予想されるが、見る側として“なぜ心がざわつくのか”を考えてみるのも、興味深い行為かもしれない。
最終更新:2018/03/23 11:30