ジャニーズJr.「Love-tune」、公演曲の歌詞が「移籍を意味してる?」「意味深」と波紋
3月25日に横浜アリーナで『ジャニーズJr.祭り 2018』の単独公演を開催するJr.内ユニット・Love-tune。ジャニーズ事務所との専属契約を拒否したとして(既報)、メンバーの去就に注目が集まる中、グループのリーダー的存在である安井謙太郎が同公演へ向けた胸中を語った。
今回の『Jr.祭り』は、Love-tuneをはじめSixTONES、Snow Man、Travis Japanが出演。2月下旬に大阪城ホールで公演を行い、3月24日と27日にこの4組が登場するステージがあるほか、25日昼公演はLove-tune、夜公演にはSnow Man、翌26日がTravis Japan、SixTONESの順に、それぞれグループごとの単独公演を実施する。
そんな中、安井とHiHi Jets・髙橋優斗がパーソナリティを務めるラジオ番組『らじらー!サタデー』(NHKラジオ第1、3月17日放送)に、リスナーから「いつもLove-tuneは公演ごとにテーマがありますが、今回の単独公演ではテーマはなんですか? ぜひ聞きたいです」という要望が届いた。同公演に参加しない高橋が「あ~、俺も気になります」と食いつくと、安井は、
「ストーリー性というか、メッセージ性があるライブになってるので。ちょっとこう……なんだろうな。みんなで盛り上がるところもありながら、“みんなでストーリーを作っていく”っていうようなライブにしようかな~とは思っていて」
と、明るい口調で報告。安井は過去にも『らじらー!』を通してコンサートに関する事前告知をしており、今回も「メンバーからというか、Love-tuneからのお知らせ」と前置きした上で、「振り回せるタオルをぜひ持ってきてもらえたらうれしい」と、ファンにお願いした。
また、「みんなと一緒に歌いたい曲」があるといい、昨年リリースされたKis-My-Ft2のアルバム『MUSIC COLOSSEUM』の収録曲「Dream on」を披露するとネタバレ。高橋が「セットリストの一部を『らじらー!』で公開するという(笑)」と驚くと、安井は「ファンの人が歌うパートがあるんですね、実は。この曲は。ぜひちょっと皆さん、もしお時間ありましたら覚えてきて。みんなで一緒に、横アリで大合唱したいなと思ってますので」と、呼びかけた。
実は前回の放送の際、メンバーに「これみんなで歌いたいんだ」「言ってくれ」と指示され、「わかった、言ってくる」と約束をしてラジオの本番に臨んだものの、単独公演まで少し日にちが空いているため、安井としては「あまりにも事前(告知)すぎる」と判断。生放送を終えて楽屋に戻ると、メンバーから「Dream on!」などと、メール通知が30件程度来ていたそう。この日も「マジ頼む」「今日逃したらないからな」とメンバーに重圧をかけられ、前述の発表に至ったようだ。そして、最後に安井は「ぜひ皆さん、そのメンバーの思いものせて、みんなで歌いたいなと思いますので、よろしくお願いします。すみませんね。(ラジオの)場を借りて」と、ファンに念押ししていた。
そんなLove-tuneといえば、安井を含むメンバー7人(真田佑馬、森田美勇人、諸星翔希、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央)のジャニーズ退所説が浮上している。King&PrinceのCDデビュー決定に伴い、事務所側は今年からJr.と「専属契約書」を交わす運びになったが、Love-tuneの全員はそのサインを拒否したという。さらに、Love-tuneは3月21日に開設となるYouTubeの「ジャニーズJr.チャンネル」に参加しない方針で、日刊スポーツは「Jr.グループではLove-tuneにも声を掛けたが、メンバーは興味を示さなかった」と、伝えていた。
これらの状況により、Love-tuneファンの間ではジャニーズ残留か、退所するのかと、心配の声が続出。また、メンバーがファンとの歌唱を求めている「Dream on」は、「描いた未来へ 共に行こうか 迷いさえ道連れに」「憧れたもの この場所で掴み取る 願い届くはず」といった歌詞があり、安井のアナウンスが引っかかったファンの中には「Dream on」の歌詞を調べた人も存在。
ネット上では、「歌詞見たけど、これならLove-tune辞めないよね?」「ジャニーズで夢を見続けることを伝えたい歌だと解釈すべき?」「『メッセージ性のあるライブ』だと伝えてくれるってことは、これからもLove-tuneやってくよ、一緒に歩いていこうね! ってことかなって思うんだけど……」と、ジャニーズでの活動継続の意思表明と感じた人もいれば、「『描いた未来へ 共に行こうか 迷いさえ道連れに』の部分、移籍することを意味してる感じ」「『Dream on』の歌詞、意味深じゃない? 『迷いさえ道連れに』とか、誰も道連れにしないで……」と、さまざまな反応が見受けられる。
とはいえ、メンバーの心情的には「一体感を出せる」と予想して選曲した可能性もあり、歌詞に彼らの思いが込められているかどうかは不明だ。「安井くんの語る『メッセージ性』がなにを指すかは知らないけど、YouTubeチャンネルを断った理由と、独立疑惑が明確になるメッセージだといいね」との声も出ている通り、『Jr.祭り』の本番で今後の活動方針に関する説明があることを期待したい。