『わろてんか』“高橋一生祭り”にファン歓喜! 調理姿に侍姿、涙目まで登場
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(金曜日)お届けします!
『わろてんか』(NHK総合/月~土、午前8時) 京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てん(葵わかな)が笑いをこよなく愛する青年・藤吉(松坂桃李)と出会い、2人で「風鳥亭」をはじめ多数の寄席を抱える「北村笑店」を経営、日本中を笑わせるために奮闘する姿を描いた物語。「吉本興業」の創始者・吉本せいをモデルに描いている。
【サイ女の朝ドラ通信バックナンバー】
<127話~132話>『わろてんか』戦地の将兵を笑わす芸人慰問団が体現した「笑いは薬」に視聴者胸熱!
<121話~126話>『わろてんか』人気芸人コンビと跡取りの子どもたち……2組の恋愛の対比がエグい
<115話~120話>『わろてんか』松坂桃李もびっくり!? 死んだのに、やたらと登場する藤吉にツッコミの声
■3月10日(土)/133話~3月16日(金)/138話
133話では、戦地を慰問していた専務の風太(濱田岳)たち「わろてんか隊」が帰還。戦地の将兵から預かった手紙を家族に届けに行った芸人のリリコ(広瀬アリス)は、その家族から将兵が前線で亡くなったことを知らされるのだった。
演芸慰問団派遣などの功績が認められ、てんが勲章を受章することになった134話。一方、伊能商会の社長・栞(高橋一生)は、制作した映画が検閲で次々と公開中止になり窮地に陥る。135話では、映画の公開中止で生じた赤字の責任を問われて、栞が社長を解任されてしまう。栞はてんと風太を訪ね、北村笑店の役員を辞めさせてほしいと願い出るが、てんたちは北村笑店で映画を作りたいと、栞を会社に誘うのだった。
136話では、栞が北村笑店映画部顧問に就任。てんや作家の楓(岡本玲)たち女性の意見で恋愛をテーマにした喜劇の制作が決まる。厳しい映画検閲をかいくぐるため、てんたちは「赤穂浪士討ち入り」を題材にした『お笑い忠臣蔵』を作ることに。
「お笑い忠臣蔵」の制作に乗り出したてんたちの姿を描いた137話。てんや栞、楓は、検閲に引っかからないよう脚本に頭を悩ませる。栞を中心にエピソードが進む展開に、ネット上は“春の伊能栞祭”と話題に。ファンは栞のさまざまな姿に、「NHKが手を変え品を変え、伊能栞を売り出してくる。感謝しかない」「調理姿に侍姿……涙目までご用意とはラインナップが豊富!」「これでもかと押し出される伊能さんに、まんまとハマる視聴者(笑)」「策略だとわかっていても、乗るしかないでしょ!!」と大喜びのよう。
138話では、一度は通るかと思った『お笑い忠臣蔵』が、栞を目の敵にする新世紀キネマの暗躍によって検閲の対象に。しかしてんは脚本を一切変えずに、映画に必要なシーンだと検閲官に頼み込みに行くのだった。
最終回まで約2週間となった朝ドラ『わろてんか』。一時は16%台まで落ち込んでしまった視聴率だが、3月3日放送分の第22週までは、5週連続で週平均視聴率20%の大台超え。先週は週平均視聴率19.5%と大台を割ってしまったが、最終回に向け視聴者から期待を集めている。同作が人気を維持したまま最終回を迎えられるのかにも、注目していきたい。