『ペコジャニ∞!』、『沸騰ワード10』に「寄せていってる」!? 迷走続きでファンも悲鳴
関ジャニ∞の冠番組 『ペコジャニ∞!』(TBS系)が、スタートから半年もたたないうちに迷走を繰り返している。番組が主軸にしている企画「三つ巴の料理対決」が、今年に入ってから消失したのだ。
「昨年までは、番組認定の『グルメ四天王』、芸能界の『新グルメスター』、『関ジャニ∞メンバー+専門家』の3組が、自分が一番おいしいと思う一品をプレゼンして競い合っていました。ところが1月29日の2時間スペシャルでは内容が一変。X JAPAN・Toshlが、横山裕とスイーツで対決するという1対1の戦いになっていたのです。しかも、それまで存在していたスタジオでの調理シーンはほぼなく、ロケVTRだけで審査している状況になっていました」(芸能ライター)
この番組は、2つの料理を競い合う人気番組『どっちの料理ショー』(日本テレビ系)の制作会社が関わっているが、それを踏襲した“三つ巴”対決の構図は見づらいと評価されたのであろう。
そんなプレゼンショーが消失した一方、その1月29日オンエアでは、関ジャニ∞メンバーが、ある1つのグルメを熱烈に愛する者たちと食べ歩く新企画「熱血!ペコジャニ グルメクラブ」が始動。また2月19日の同じく2時間特番では、ライザップが立ち上げた料理教室をロケするなど、企画内容が変わってきているのだ。
「しかも2月19日の特番は『今話題の3大“食ワード”』と銘打って放送し、ナレーションでも『沸騰中』という言葉を使うなど、人気番組『沸騰ワード10』(日本テレビ系)を彷彿とさせる構成になっていました。そもそも今年からナレーターが、あおい洋一郎氏に変わっています。同氏は『沸騰ワード』のナレーターですから、スタッフは確信犯的に番組を寄せにいっていますね」(放送作家)
こうしたリニューアルを、打ち切り回避に向けてのマイナーチェンジと前向きに捉えることもできる。実際、ファンの中には、「企画が増えたのはいいこと。対決だけじゃ続かないだろうしね」「ロケ、楽しそうでうれしい」という意見も見られた。
一方、「『ペコジャニ』はどこに向かうのかな」「打ち切りになる予感しかしない……」と、ブレブレの状況に不安を感じる者も多い。ちなみに2月19日の視聴率は7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった。昨年11月27日に4.1%を記録していることからすると大幅な増加だが、2時間スペシャルだったから、という意地の悪い分析もできる。『ペコジャニ∞!』は、打ち切りを免れ4月を迎えることができるだろうか。
(村上春虎)