ジャニーズ「Jr.大賞」、猛プッシュでも3位の平野紫耀と露出ナシで9位・中村嶺亜に思うこと
今回5位となったのは、関西ジャニーズJr.の西畑大吾。2本のNHK朝の連続ドラマ小説『ごちそうさん』(13年)『あさが来た』(15年)出演により、全国区の知名度を得て、ランキングも14年・15年の15位から16年・17年は6位まで上昇。18年はさらに1つ順位を上げてきた。また、17年の18位から大きく順位を上げ、5位にランクインしたのが、同じく関西ジャニーズJr.の大西流星。となると、King&Princeの卒業により、来年度は関西勢がランキング最上位を占めることが予想される。人気順にいけば、次のデビューは関西勢か!?
また、今後の活動が気になるのは、かつて同部門1位を獲得したこともあり、SixTONESでただ1人、毎年10位以内にランクインし続けている松村北斗(今回7位)。孤軍奮闘ぶりは、どうにかしてあげなければいけないのではないかと、ちょっと不安になる。
さらにもっと心配なのは、どこのユニットにも属することなく、「フリー」の立場にありながら、毎年10位以内にランクインし続けている孤独な戦士・中村嶺亜(今回9位)。
『炎の体育会TV』(TBS系)に少し出ていたものの、テレビ番組の露出も舞台仕事などもほとんどなく、ネットでその名前を検索すると、関連ワードとして「干され」が出てくるほどの、見事な干されぶり。いったい嶺亜が何をしたというのか、と思うほどだが、そんな状態にもかかわらず、常に熱烈な支持者が多数いる。
かつては「スケボー」枠としてそれなりに重宝されていた時期もあった。Mr.KINGの3人とともに4人でシアタークリエ『ジャニーズ銀座』に出ていたこともあった。かつてのシンメや一緒に活動していたJr.たちが退所したり、他事務所に移ったりするなか、干されてもめげずに「フリー」で頑張り続ける嶺亜。
10位以内には入らなかったものの、20位以内に5人がランクインと、大躍進を見せたHiHi Jet&東京B少年の今後の活躍とともに、見守っていきたいと思う。
(田幸和歌子)