ジャニーズ「Jr.大賞」、猛プッシュでも3位の平野紫耀と露出ナシで9位・中村嶺亜に思うこと
今回ツッコませていただくのは、1年に一度、ジャニーズJr.ファンの“本気度”が試される「Myojo」(集英社)恒例の「Jr.大賞」。
これは、さまざまな項目について、ジャニーズJr.の名前を書いて投票するシステムで、ネット上で投票できるアンケートと異なり、雑誌を買ってアンケート葉書に切手を貼って送るという、お金も手間も要するものだけに、ファンの熱量が問われてくる。中でも「恋人にしたいJr.」部門は、実質、Jr.の人気ランキングとなるため、ファンにとっては本気の見せどころだ。
そんなわけで、2018年版で5年連続1位という快挙を成し遂げ、「有終の美」を飾ったPrince・岩橋玄樹の強さを、あらためて痛感させられる。千葉雄大や志尊淳など、フェミニン系の俳優が活躍する姿を見るにつけ、「ジャニでも岩橋をもっと早く世に出すべきだったんじゃないだろうか」と思ってきたが、King&Princeの今春デビューが決定。今後はジャニオタだけでなく、世間からの注目を浴びることになるだけに、ぜひとも頑張ってほしいところだ。
逆に、この「Jr.大賞」の結果が足枷にならないか少々心配なのは、同じく今春にKing&Princeでデビューする平野紫耀だ。
平野は同部門において、14年は6位、15年は5位、16年・17年は3位ときて、18年も3位にランクイン。十分立派な成績ではある。しかし、残念ながら一度も1位を獲得したことはなく、岩橋に常に敗れ、15年からは2位をキープしている永瀬廉にも負け続けている。そして今回の結果を最後に、同部門においては「無冠」のままデビューが決まってしまった。
たかがアンケート、されどアンケート。「本気のファンがいかに多いか」示す結果は、デビューに向けた、大きなはなむけになるはず。4月から『花のち晴れ~花男NextSeason~』(TBS系)でプライムタイムの連続ドラマ初出演・初主演を果たすほか、主演映画『honey』『ういらぶ。』の公開が控えているという、近年稀に見る猛プッシュぶりを思うと、デビュー前に一度くらいは1位をとっておきたかったところだろう。
さて、King&Princeのデビューにより、今回の「Jr.大賞」1~4位までの面々が卒業することになった中、気になるのは、今後そこに誰が続くかということ。