ジャニーズファン歴36年「SMAPは命の次に大切なもの。嵐には違和感」【SMAPロス取材】
――ほかのジャニーズグループに思うことはありますか。
E子 事務所の嵐の特別扱いはすさまじいな、と思います。特に嵐のデビュー前の愚行を風の便りで聞いていたので、今の「優等生」演出にはどうしても違和感があって。あんなにも特別扱いしなくても、焦らなくても、いつかSMAPみたいになれたのに、と思います。ポスターに土下座したり、「嵐のワクワク学校」に年甲斐もなく間違ったコスプレーヤーのように制服を着ていったりするような類の嵐ファンの人が苦手なせいもあるかもしれません。
――ところで、SMAP解散に何か大きな力が働いている気がするという説ですが、E子さんは独自の解釈をされているそうですね?
E子 東京五輪問題も含め、電通からの解散指示だと私は思っています。ジャニーズのいわゆる「派閥問題」も、藤島ジュリー景子さんが、現場から経営のほうに重きを置くようになって、表向きには「派閥」が消えると、芸能関係者から聞いていました。それで、ジュリーさんは嵐が大好きで、Jr.には興味がないので、飯島三智さん若い子たちを請け負うことになったのだと。そこまではうまくいっていたはずなんです。
もともと事務所は「パラリンピック→SMAP、オリンピック→嵐」で推していて、五輪幹部の森喜朗元首相もそのつもりで進めていたのに、森氏とズブズブだった舛添要一氏から小池百合子に都知事が代わり、そこが大誤算だったんじゃないかと。
オリンピックに絡んでいる電通としては、ほかも使いたい。誤算で生じるギャラの問題を解決したい。でも、SMAPのギャラは高い。ジュリーさんとしては大好きな嵐を一番にしたい。となると、名実共にトップのSMAPを消すしかないと電通から助言をもらい、その指示に従ったのではないかと考えています。
――森喜朗氏とジャニーズ事務所のつながりというのは、どこから?
E子 「2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会」が発足されたのは2014年1月24日でしたが、同年1月27日にその会長に就任した森氏が『JOHNNYS’2020 World』を観劇した「トニトニ観劇事件」というのがあるんです。プログラムも急遽変更して、ジャニーズが媚びを売っているように見える内容に見えたと、ファンの間では大不評だったみたいです。
――なんだか恐ろしい話になってきましたが……。
E子 SMAP解散によるロスを解消するために、気持ちを面白い方向にもっていくしかないんです。友人などには「すごい発想力」と言われますが、天皇のご退位も安室ちゃんの引退も、SMAP解散とともに「平成が終わる」感として作られたのではないか、とか。今はいろんな事象・事件とSMAPを絡めて想像をふくらませています。
――E子さんにとって、「SMAP」とは、どんな存在でしたか。
E子 命の次に大切なものです。5年後10年後でなくても20年後でもかまいません。またSMAPとして活動して、ライブを見せてほしいです。