小指を骨折、下着姿でベランダに……『きみが心に棲みついた』より壮絶な束縛とDV被害
吉岡里帆主演の連続ドラマ『きみが心に棲みついた』(TBS系)。吉岡演じる今日子が合コンで出会った吉崎(桐谷健太)に惹かれながらも、大学時代に好きでひどく傷つけられた先輩・星名(向井理)と再会し、DVに遭いながらも翻弄される……というストーリーだ。「胸クソ悪いドラマ」とも評されているが、現実で、ドラマよりも壮絶なDV被害に遭った人がいる。
話してくれたのは、友人がDV被害に遭っていて連絡が取れない状態にあるというAさん。その友人とはAさんと同じ風俗店の同僚だった理央さん(仮名)だ。
「理央は店長と付き合っていました。周りから見たらどう考えても色恋管理(スタッフがキャストに惚れさせてコントロールすること)とわかっていたのに、理央は本気だったようです。店長はバツイチで女癖も悪く、店のキャストの間での評判はよくありませんでした。そんな店長から、理央は日常的にDVを受けていたそうです」
初めは、その日の指名が少ないなど理由をつけられてDVを受けていたが、やがて店長は理央さんに金を貢がせるようになっていったという。
「理央が出勤できなくなったら、店長も困るんでしょう。DVは、体に傷痕の残らないようにしていました。髪の毛をつかんだり、着ている服を破いて脅すなどされていたようです。理央はそんな目に遭いながらも、どんどん店長に依存していき、店長を束縛するようになっていました。店長がほかのキャストと飲みに行ったり、必要以上に連絡を取るのも嫌だと言うようになりましたね」
店長のDVと理央さんの束縛、そんな日々が続く中、ついにAさんの恐れていたことが起きてしまう。
「理央がついにキレて、店長につかみかかったそうです。当然、男の力に勝てるわけもなく、理央は体中アザだらけになるほど殴られました。さらに店長の部屋でもあるマンションの2階から、突き落とされそうになったそうです。小指を骨折して体中傷だらけになった理央は、店に出勤することもできないと、私に相談してきたんです。私は理央に、警察へ被害届を出すよう説得しました」
Aさんの言う通り、理央さんは警察に被害届を出そうとした。だが、店長はある行動に出た。