『わろてんか』漫才師になった広瀬アリスの相方が「こじらせすぎてめんどくさい」と不評
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(金曜日)お届けします!
『わろてんか』(NHK総合/月~土、午前8時) 京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てん(葵わかな)が笑いをこよなく愛する青年・藤吉(松坂桃李)と出会い、2人で「風鳥亭」をはじめ多数の寄席を抱える「北村笑店」を経営、日本中を笑わせるために奮闘する姿を描いた物語。「吉本興業」の創始者・吉本せいをモデルに描いている。
■2月3日(土)/103話~2月9日(金)/108話
103話では、亡くなった藤吉がてんの前に現れ、「怒るのも興行師の仕事だ」とアドバイスを残す。藤吉の言葉を参考に、「流行歌万歳」にチャレンジする新しい漫才コンビのリリコ(広瀬アリス)と四郎(松尾諭)の背を押したてんだったが、2人は漫才大会で入賞さえできず、ほろ苦いデビューとなるのだった。
帰国したてんの息子・隼也(成田凌)が、風鳥亭で働きはじめた104話。リリコと四郎の漫才が不発に終わったことで、てんはこのまま「流行歌万歳」のプロジェクトを続けるべきか悩んでいた。105話では、役員である栞(高橋一生)の後押しもあり、リリコたちの漫才プロジェクトに再び挑み始めたてんたち。一方、隼也は下働きばかりで勉強してきた、ショウビジネスの知識を生かせず、イライラを募らせていく。しかし、てんがこれまで積み重ねてきたことを振り返るような隼也の仕事の数々は、視聴者から「隼也を通じて、今のてんちゃんがどんな道を通ってきたのかを感じ取れるのいいね!」「てんちゃんと隼也、2人の成長が感じられて、すごいワクワクする」と好評のよう。
漫才は上達しているが、客には受けないリリコと四郎のコンビに悩むてんの姿が描かれた106話。先輩芸人であるキース(大野拓朗)やアサリ(前野朋哉)は、緊張が観客に伝わっているため笑えないのだとアドバイスを送る。そんなある日、てんは漫才作家・万丈目(藤井隆)と歌子(枝元萌)の夫婦げんかを見て、リリコと四郎にぴったりの新しい漫才をひらめく。
107話で「しゃべらない漫才」を提案したてんだが、四郎から「それでは自分のいる意味がない」と猛反対を受ける。さらに、やってみてはどうかと言うリリコに、四郎は解散だと言い放つ。この四郎の姿に視聴者は、「四郎、こじらせすぎてめんどくさい」「確かに、これまでの努力が無駄になるのはつらいけど、ウケてないからなぁ」「もっといい案があるのに古いことに固執する感じにイラっとする」と不満を感じているよう。しかし一方で、「芸人じゃない人が芸人やるとリアルにこうなりそう」「元は全くの素人に、そこまでわかれってのも酷だよなぁ」と四郎を弁護する声も上がっていた。
解散したいと言う四郎に悩むてんの姿が描かれた108話では、栞のアドバイスを受けたてんが「しゃべらない漫才」の面白さをきちんと伝えようとする。「楽器でしゃべる」のだというてんの言葉と、漫才作家・楓(岡本玲)の書いた台本を見た2人は、芸人として再出発を決意する。
次回はいよいよ四郎とリリコの新しい「しゃべらない漫才」が披露される。いったいどんな漫才なのか、放送を楽しみにしていよう。