恐怖の“勧誘エステ”に遭遇! 70分コースなのに「2時間半拘束」のサロンから逃げ切る方法
「お安い金額で、イイことしたい! 得したい!」という女の欲望を刺激する、「クーポン雑誌」「クーポンサイト」が巷に溢れまくっている現代――。しかしあまりの安さに、「こんなに安くて大丈夫?」「逆に損するなんてやーよ!」と、クーポンに半信半疑の人もいるはず。そんなあなたに向けて、女が特に気になる「美容・健康クーポン」を、世界で最も「安い!」に弱い大阪出身の女性ライターが、覆面調査員としてレポートしちゃいます!
お正月、バレンタインデーが終わり、春の訪れを待つ今日この頃。冬の間に蓄えた脂肪、そしてセルライトを(ラクして)どうにかしたいと、またもやクーポン探しに明け暮れ、格安サロンに潜入してみることに……。
潜入その1:この道10年、エステティシャンの勧誘地獄/池袋・S
【メニュー】エンダモロジー、リンパマッサージなどセルライト撃退コース70分コース
【クーポン価格】2,300円(89%オフ)
エンダモロジーがこの価格、お安いではないか……と、思わず食いついたのが、池袋Sのセルライト撃退クーポン。エンダモロジーとは、肥大化し老廃物と絡み合った脂肪細胞を、ローラーで揉みほぐすことによってボディラインを美しく整えてくれるマシン。もともとは医療用として開発され、エステ業界では30年以上もの間使用されているという。受ける側は、ただ寝ているだけでOKなだけに、「とにかく、痩せたい! でも運動はキライ!」という筆者のような怠けモノにはうってつけの施術なのである。
ということで、早速サロンに予約。が、クーポンサイトをよく読むと、施術は70分なのに、なぜか「2時間半」程度の時間を要すると書かれている。おいおい、2時間半って、新幹線なら東京から京都まで行けちゃう時間では……。電話で「2時間半は厳しい。2時間くらいなら」と粘ったものの、「一応、初回は2時間半でお願いします」の一点張り。仕方なく3日後に決める。しかもこのサロン、連日ご予約の確認電話をかけてきて、正直驚いた。「クーポンのワナにかかった獲物は絶対に離さん」ということなのだろうか。
そのため、どうやって勧誘のワナから逃れるかを考えつつ、サロンへ向かうことに。店舗は池袋サンシャイン近くにあるまぁまぁキレイなビルの中にあり、スタッフの対応も庶民的な感じがして、妙な安心感を覚えた。
到着すると、まずはお約束の個人情報回収用のカルテに記入。毎回思うのだが、なぜ婚姻歴や子どもの数まで書かされるのか、さっぱりわからない。その後、担当者が登場。エステ業界10年以上のベテランだそうで、セールストークもそれなりにスムーズだったが、延々続くセルライトの説明がだんだん面倒になり、「あの、コース料金はおいくらですか?」と核心に触れてみたところ、いろいろなコースはあるものの、10回コース以上なら1回当たり8,000円~1万円程度とのこと。まぁ、エステ業界的には安いのかもしれない。
とは言いつつ、お店の技術を知らないことには、安いかどうかもわからないので、まずは体験……と意気込むも、その前に同サロンでは、紙パンツ&紙ブラ状態で計測タイムが。「あら、ココにお肉がついてます」「あら、冷えもあります」といった“肉鑑定”が続き、最終的に「お客さまの体質的に、エンダモロジーは合っている思います」とジャッジされたようで、ようやく施術に入ることができた。