『とくダネ!』小倉“排除”作戦!? 『ビビット』猛追でフジ「4月テコ入れ」の目的
小倉智昭の『とくダネ!』(フジテレビ系)が、裏番組のTOKIO・国分太一司会『ビビット』(TBS系)に猛追されているという。
1月31日は『とくダネ!』が5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)に対し『ビビット』は4.5%、2月1日は『とくダネ!』が6.6%に対し 4.8%と、いずれもその差2%に満たない。これまで『ビビット』は3%台で、打ち切りも秒読みといわれていたが、視聴率上昇に伴って、朝のワイドショー戦線に異変が起きているようだ。
「昨年10月、菊川怜の降板を受けてフジの海老原優香アナウンサーが抜擢されました。彼女はニュースも読めるし進行も安定しているのですが、無難というか、魅力にイマイチ欠ける。菊川時代は、彼女と小倉の噛み合っているのかそうではないのか、いびつな関係性が特色になっていましたが、現在は何の引っかかりもない。『とくダネ!』が下落傾向にあるのは、“老害”小倉への拒否反応に加え、番組のカラーがなくなったからでは」(業界関係者)
対して『ビビット』は、同局の人気番組『サンデー・ジャポン』の構成作家を大量投入。バラエティ色の強い演出や切り口が功を奏しているようだ。マンネリ化している『とくダネ!』を抜き去る日も遠くはないかもしれない。
そんな中、4月から『とくダネ!』にフジ・伊藤利尋アナウンサーが加わり、小倉とコンビを組むことがわかった。これは視聴率のテコ入れとみる向きもあるが……。
「これまで小倉の隣にいたのは、女子アナや菊川と、アシスタント的な役割のキャストでした。しかし、伊藤アナは多くのニュース・報道番組の経験もある人物。徐々に小倉の存在価値を弱め、引導を渡すための一策なのでは。いわば、小倉から辞意を引き出すための外堀を埋める作戦と考えられます」(同)
身内から敵が現れた恰好の小倉。しかし『ビビット』は国分が辞めたがっているという報道もあり、さらに『あさイチ』(NHK)も3月末、V6・井ノ原快彦、有働由美子がそろって降板すると先日発表があった。今後も、朝のワイドショー戦争はさらに熾烈を極めそうだ。