『メレンゲ』久本雅美“不要論”勃発!? インフル欠席でわかったテレビ業界の率直な意見
インフルエンザの猛威が芸能界にも吹き荒れている。昨年12月28日に行われた『第30回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞』授賞式をインフルエンザのため欠席したのは、『石原裕次郎新人賞』を受賞した俳優・竹内涼真。その後も感染者が続出し、TOKIO・国分太一は人生初の罹患で『ビビット』(TBS系)を1月5日の生放送から欠席(8日に復帰)。同17日にはフジテレビの海老原優香アナウンサーが『とくダネ!』(フジテレビ系)を欠席、週明けの22日にスタジオに戻ってきた。
そんな中、また1人、芸能界の大物タレントがインフルエンザに罹患した。それが久本雅美だ。
「1月20日放送の『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)で発覚しました。番組冒頭、スタジオにいたのは、いとうあさこ、Hey!Say!JUMP・伊野尾慧、村上佳菜子の3人だけ。いとうが、『さあ、ここで皆さんに間違い探しです。何か間違ってるね……。答えは? せーの!』と声をかけ、観客からの『久本さんがいなーい』という返事を誘導。その後、久本がインフルエンザであることを明かしました。ちなみに久本が番組を休演するのは、1996年4月のスタート以来初めてのことだそう」(芸能ライター)
いとうは「この3人で大丈夫?」と、久本がいない不安を口にしていたが、その仕切りぶりは堂に入っていたと、業界内で高評価だという。
「久本は独特の“圧”というか、クセが強いので、どうしても『久本ショー』になりがちです。いとうには、それがないのでゲストもフランクに会話ができていました。また、昨年10月から出演している村上は、VTR振りなどを噛んでしまうことがよくあるのですが、この日はスムーズに言えてました。もちろん経験が浅いこともありますが、普段は隣に久本がいるため緊張しているのかもしれません。さらに伊野尾も、いつもより幾分リラックスしていたように感じます」(放送作家)
視聴率は7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、前週の8.6%から0.8ポイント落としてしまったが、「普段からこの程度の上げ下げはあるので誤差の範囲内」だそうだ。
「久本以外の『メレンゲ』MC陣は定期的に交代しています。初代の高木美保と菅野美穂から始まり、松本明子や松浦亜弥、ももいろクローバーZの百田夏菜子など合計で18人も代わってきていますが、いとうは、11年10月から登場して今年で8年目。久本を除いた歴代の司会者の中で最も長くレギュラー出演しています。これは、スタッフがいとうに信頼を置いている何よりの証拠でしょう」(業界関係者)
また、いとうの業界評について、こんな声も。
「いとうは売れっ子になってからも、昔からの仕事は投げ出さずに行っていました。例えば、コミュニティFMであるレインボータウンFM放送の『いとうあさこのはっぴいParty』。後期にはスケジュールの調整がつかず収録が重なりましたが、売れない頃からお世話になっているからと、ほかの仕事が終わった深夜からでも収録に臨んでいた。ただ、やはりその後、スタッフにこれ以上迷惑をかけられないとやむなく卒業しましたが、若いうちにブレークすることの多い女芸人の中で、彼女は12年以上、下積みを重ねてきた苦労人。おごり高ぶることもありません」(放送作家)
『メレンゲ』は2本撮りのため、27日放送回も久本はお休みだという。メインを務めるいとうは、さらに評価を上げることになりそうだ。
(村上春虎)