ジャニーズ事務所が「SMAP」を“禁句”に!? 木村拓哉出演ラジオの不自然な番組紹介に、ファン激怒!
昨年11月中旬からスタートした木村拓哉の「情報サービス」。登録者向けに木村の最新情報がメールで届くほか、12月には「クリスマス特別コンテンツ」として、木村のスペシャルフォトを公開するなど、実質的に“ファンクラブ”の役割を担っている。発足から2カ月が経とうとする中、1月16日配信のメール内容がSMAPファンの間で物議を醸しているという。
16日配信の「木村拓哉 情報サービス会員限定 情報メール」では「SPECIAL GIFT!」と題し、「いつも応援してくださっているみなさまへ、木村拓哉より『直筆書初め画像』をプレゼントいたします。みなさまもよくご存じの、ラジオ番組内での新春恒例企画の書初めです」と案内。記載されたURLからログインした後、インフォメーションページで木村直筆の書初めが閲覧できる仕組みとなっている。
木村の書初めは、ラジオ『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(TOKYO FM、以下『ワッツ』)において定番の流れになっており、今年も1月5日放送回で自らが発表したもの。昨年は「新人」としたためたところ、今年は「自然」の二文字を選び、「ネイチャー的な自然じゃなくて、“自然な自分”(でありたい)っていう」と、その言葉に込めた思いを語っていた。今回はこれが木村の情報サービス会員のみに画像で公開され、ファンは「『ワッツ』の書初めが見られるなんて幸せ~。拓哉くんの情報サービス充実してる」「『ワッツ』での書初めが見られると思わなかったからうれしい。ジャニーズネットありがとう」と歓喜している。
しかし一方で、情報メールの文章に違和感を抱くファンも少なくない。「みなさまもよくご存じの、ラジオ番組内での新春恒例企画の書初め」という説明だったが、この“ラジオ番組”は、前述のように『ワッツ』のことを指している。それにもかかわらず、なぜか遠回しな表現になっていたため、ネット上では「『みなさまもよくご存じの、ラジオ番組』って……なんだそれ。所属タレントの番組名も明言できないのはおかしくない?」「タイトル載せないところが気持ち悪い。そんなに“SMAP”って載せたくないの?」「木村くんの情報メール、目を疑って三度見くらいしちゃった。『みなさまもよくご存じの、ラジオ番組』って、なぜそこをぼかす? 『木村拓哉のWhat’s Up SMAP!』だよ。SMAPの名前が唯一正式に残っている番組だよ」と不満の声が噴出してしまった。
11月20日配信のメールでは、ラジオのオンエアー情報をきちんとタイトル付きで記載していたものの、その後の定期的なお知らせはなくなった上に、ここへ来てなぜか不自然な表記に変更。20年以上続いているラジオだけあって「みなさまもよくご存じ」の一文に間違いはないとはいえ、 「ジャニーズ事務所は“SMAP”と書きたくないのではないか」とファンが邪推してしまうのも無理はないだろう。
そもそも、木村のラジオはこれまで洋楽曲をメインに選曲し流していたのだが、解散騒動以降はSMAPの曲を積極的にかけ続けており、昨年末の放送はシングル「ありがとう」(2006年)で、今年1月5日・12日にもそれぞれSMAPの曲をオンエアーしていた。また、昨年9月8日の放送時は、稲垣吾郎・草なぎ剛・香取慎吾の事務所退所や、翌日に控えるSMAPのデビュー日を意識したのか、シングル「This is love」(10年)と12年に発売されたアルバム『GIFT of SMAP』に収録された「前に!」の2曲を流し、ファンが感動に包まれていた。それだけに、番組名で「SMAP」の看板を守りつつ、毎週のように曲を流す木村を支持する人々が数多く存在しているのだ。
今回の一件により、改めてファンは「木村くんが自分の口で『SMAP』って発言するのが許されているのは、番組名と曲紹介だけなんだ。木村くんありがとう」「あのメールは腹立つけど、ラジオに『SMAP』の名前を残した木村くんの想いはどれだけ強くて、それが彼自身の意思表示だということが明確になった」と、グループ名を引き継いでいる男らしさや、ブレない精神力に胸を打たれている。
グループ解散が決定した後、『ワッツ』(16年8月26日放送)のリスナーから「タイトルが変わってもいいので、ラジオは辞めないでください」とお願いされると、「タイトルは変わる必要はないかなって、今は思ってますけど……」とつぶやいた木村。彼の決意が変わらない限り、事務所側にもその意思を尊重してほしいものだ。