「大麻はシャブより怖い」と元女囚が警告! そして一番“廃人率”が高いのはアレ!
「オランダみたいに解禁しているところもあるんだし、大麻くらいいいのでは?」とお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。でも、私は大麻の方が危険な気がします。「シャブより値段も安いし、後遺症も少ないから」と油断してると、けっこう大変ですよ。
せやから時どき出てくる「大麻解禁論」にも反対です。気分がハイになるので、めっちゃ攻撃的になりますから、しなくてもいいケンカをしますし、大麻を買うお金のために窃盗や強盗も増えるのと違いますかね。
特に、大麻をより効きやすくするために、医師が処方するミンザイ(睡眠導入剤)と一緒に使うコがいますが、こうなるともう「一生廃人コース」です。仮に入院させられても同じミンザイを処方されるんですから、治るわけがないんですよ。やたらと凶暴になって、もちろん仕事なんかできません。
ミンザイをやってるコは、すぐに顔でわかります。独特のマヌケ顔になるんです。でも、自分ではわからなくて、「めっちゃキレイ」に見えているようです。キメてる時は、スーパーサイヤ人のようになってますしね。
そもそも違法薬物に走る人たちは、エッチする時にクスリの刺激がないとできなくなってるんですが、ミンザイの中毒者は特にその傾向があるようです。特にうつ病などで働けなくなって、生活保護を受けているようなコたちは、お医者さんからミンザイをなんなく処方されるので、そこで悪いオトコに引っかかると、もうダメですね。そんな例を何人も見てきました。
薬物依存は、懲役では治りません。刑務所はもちろんですが、医療現場そのものの仕組みに問題があると思います。あとは愛ですよ、愛。
中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)」