“SNS発”のゴシップ、信じる? 信じない? 「ウソまみれの情報」とジャニオタが上手に付き合う方法
今回の話題は「ゴシップ」です。いや~ジャニオタをやってると、いろんなゴシップに出会いますよね。週刊誌に載るものもありますが、最近は“SNS発”の真偽不明なゴシップをよく目にします。
昔の話をすれば、SNS発、あるいはインターネット発のゴシップなどというものはありませんでした。インターネットが普及する以前の話になると、「誰が誰と付き合っている……かもしれない」という話は、雑誌などに載ったもの以外はあくまでファンの間の“ウワサ話”でした。
例えば、「ジャニーズアイドルの彼女らしき人が、関係者席でコンサートを見ていた」っていう話は、昔もあったワケです。でもこれって本当に怖い話で、真偽は永久にわからないんですよ。あくまでウワサだから。その上コンサート会場って薄暗いですし、「彼女らしき人」の人相なんて一度見ただけじゃわからないことが多いのに、ウワサが尾ひれをつけて広がっていくんです……すごく怖い話だと思いませんか?
これは実話なんですが、その昔、すごく美人だけど、ごく普通の大学生をやっているジャニオタの友だちがいました。もちろん、ジャニーズアイドルの彼女なんかじゃない。でも彼女はなぜか、“メンバーの彼女”だと他のファンに認識されてしまったんです。そしてあるコンサート会場で、彼女がファンに囲まれてしまったことがあったんですよ。いや、これホント実話ですからね。それで、あることないこと散々言われて、彼女はそのままジャニオタを辞めてしまいました……。ひとつの勘違いが、普通のファンの楽しみを奪ってしまったんです。
本当のことって、すごく見極めが難しいですよね。写真を撮られたから確実か、というとそうでもない。だって今の時代、写真なんて誰でも・いくらでも加工できちゃいますから。この間、とあるジャニーズアイドルがプライベートで女性と2人でいたという“目撃写真”つきでネットに情報が上がっていました。が、とにかく写真が雑な加工だったので、なんだかガッカリしました。明らかにウソじゃん! もっとちゃんと作り込めよ! なんなら私がキレイに処理してやるわ! くらいの気持ちになりました。……と言うのは冗談ですが、そんな“お粗末加工写真”でも、信じてしまう人がいたみたいなんですよね……なんでだろ……。
結局、不安だからウワサ話を信じちゃうってことなんでしょうね。正直に言うなら、本当のことなんてどこにもないと思っています。メンバーが話すことだって、最悪ウソの可能性はあります。だって、彼らの職業は“アイドル”ですから。ファンに夢を与えるためなら、ウソをつくのだって大事なお仕事なんです。
「じゃあなにを信じればいいの~!?」って、そりゃ自分ですよ、自分! 公式発表されたものや、自分が見たものだけを信じる。だから、真偽不明の曖昧なものを“本当”だと思いたかったら、それでもいいです。盲目的に自担を信じることだって間違いじゃない。でもそれで他人を傷つけるのは、絶対によくないです。だって、誰かの楽しみを奪う権利は、誰にもありませんから。
■トモノトモエ
“ジャニオタ歴30年”の事務所担ライター。初めて行ったコンサートは少年御三家の武道館公演。1番初めに好きになったのは少年隊。酸いも甘いも味わってきたジャニオタライフを活かし、全ジャニオタに役立つ情報を発信している。近著に『嵐のコンビ愛 まとめBOOK』『踊る! Kis-My-Ft2 with A.B.C-Z 大辞典~パーフェクトデータブック』(いずれもサイゾー)。