「君のせいで1日中こんなだよ…」人気ぽっちゃりモデル、撮影現場でのセクハラ被害体験を語る
ネット上では、「モデルは露出度の高い服を着たり、下着姿で挑発するようなポーズをとっているのだから、撮影現場で欲情してしまう人が出るのはある程度は仕方ないのでは?」という声も上がっている。人気男性誌「MAXIM」などで活躍するセクシーモデルのティファニー・スタンリーは、先日、米『FOXニュース』で「一部のフォトグラファーの撮影では、何か変な流れになりそうだと察知できるの。性的な緊張感が漂っているって、ビンビン感じる。フォトグラファー全員がそうだってわけじゃないけど、一部の人はね」と語っており、そういう空気になることがあると認めている。
しかし、それはあくまで仕事であり、そういう雰囲気になったからといってセクハラしてもOKというわけではない。だがフォトグラファーの中には、最初からモデルと性的なことをしようと企んでいる輩がいるそうで、ティファニーは「ぶっちゃけ、LAには、女の子の体目的のフォトグラファーが何人かいるの」「友達の中にも、度数の高いアルコールを飲まされて、『嫌だ』って言っているのに、際どい撮影をさせられそうになった子がいる」と明かしている。
ハリウッドもほかの業界もそうだが、ファッション界でも若い駆け出しのウブなモデルたちの「成功したい」という気持ちにつけ込み、セクハラ行為を行う権力者たちがたくさんいる。美しく自信に満ちあふれたモデルでさえもそんな目に遭っていることに、『ザ・ビュー』のメーガンはショックを受けたようで、「『アメリカン・トップ・モデル』にも出演し、大成功しているあなたでさえもそんな目に遭っただなんて。本当に残念。気の毒で仕方ない」と首を振っていた。
アシュリーは、「この世には権力をかさに着て、脅してセクハラをしようとする卑劣な大人がたくさんいることを若い女性に伝え、もしそんな目に遭ったとしても対処できるように教育したい」と発言。「私には、きちんと伝える責任があるんだって思ってる。何も知らなかったら、その時、どうしたらいいかわからないだろうから」と深刻な面持ちで語った。
その言葉にウーピーは深くうなずきながら、「そうよ。そして若い女性に『自分の体をどうするかという権限は、自分自身にあるんだよ』って教えなきゃいけないのよ。男性とベッドインした時、『コンドームなんてつけなくても大丈夫だよ』って言われたら、『大丈夫じゃない。つけてちょうだい』って女の子が言わなくちゃいけない。言っていいの、言う権利があるの。『ゴムなしじゃ、私の体に指一本触れるな』って拒否していいのよ!」と熱弁。17歳でママに、34歳でおばあちゃんに、58歳でひいおばあちゃんになったウーピーのこの言葉に、ネット上では「とても重みがある」と受け止めた人が多かった。
「Me Too」「Time’s Up」運動により、セクハラ、性差別、人種差別のない世の中になるのだろうか? また、ウーピーが願う「若い女の子が男性に『ゴムなしセックスはダメ!』」と強く言える世の中になるのだろうか? 「Time’s Up運動はハリウッドセレブの自己満足的な一時的な流行として終わりそう」「そう簡単に撲滅なんてできないでしょ」と悲観的に考えている人も少なくないようだが、果たして?