稲垣、草なぎ、香取「撮影してもお蔵入り」? ジャニーズへの“忖度”相次ぐテレビへの奇策とは
本当は言いたいのに、言えないネタを持ってる芸能記者さん、集まれ! 芸能ニュースの摩訶不思議なお話からウソか真かわからないお話まで、記者さんたちを酔わせていろいろ暴露させちゃった☆
A……スポーツ紙記者 グラドルからジャニーズまで、芸能一筋19年の芸能記者
B……週刊誌デスク 日中はラジオでタレントの発言をチェック、夜は繁華街に繰り出し情報収集を行う事情通
C……WEBサイト記者 通常ニュースから怪しいBBSまで日参、膨大な資料を作り続ける若手記者
(前編はこちら)
ジャニーズとCULENの今後
A 2016年12月31日をもって、SMAPは解散し、17年9月に稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人が、ジャニーズ事務所から退所しました。
B 改めて時系列で振り返ると、そもそもの、木村拓哉を含めた5人が、SMAPのチーフマネジャー・飯島三智氏と共に独立計画を進めていた。ところが、木村が残留へと心変わりして、飯島氏だけが退社することになったあたりで、騒動が表面化したと。
A 計画を覆したメリー喜多川副社長、そして4人を裏切った格好の木村が、一時期バッシングの的になっていましたね。
C そうなると、結局3人側につかなかった中居正広も、木村と同じ位置づけなんじゃないかと思うんですが。
A 中居にしても、表向きにはメリーさんへ服従の姿勢を見せているそうですからね。飯島さんにしても、今後中居がこちらに合流するのかどうか、本心はわからないそうですし。
C そして9月中に、退所組3人のオフィシャルWEBサイト「新しい地図」がオープン。飯島氏が代表を務めるCULENがバックアップを表明し、即座に合流、そして再始動と。あまりのスピード展開に、ジャニーズ側も度肝を抜かれたのでは。
A 飯島さんは何度も「もう芸能界には関わらない」と宣言していましたからね。それは嘘だったとしても、多少のインターバルは設けるものだと、誰もが考えていました。
C ジャニーズ側へは、まったく筋を通していないですよね。そのせいで、ジャニーズから3人へ圧力が発動しているのでは、と見えてしまいます。『72時間ホンネテレビ』(AbemaTV)に一部大手プロのタレントが出演しなかったことや、『GQ MEN OF THE YEAR 2017』のニュースで、3人が不在だったかのように報じたテレビ局があったりだとか。
A この争い自体、公平に見れば、どっちもどっちだと思いますよ。飯島さんのプライドが許さないことでしょうが、一度きちんとメリーさんに頭を下げれば、今みたいな状況にはなっていないでしょうから。
B 確かに、ジャニーズは目に見えるような圧力はほとんどかけなくなったよね。ジャニーズ寄りのメディアが、勝手に忖度しているというだけで。普段からドラマ主演やら独占インタビューでお世話になっているテレビやスポーツ紙からすれば、ジャニーズ側に忖度するのは仕方ないことだろうし。
C 3人はそれぞれ、のびのびと活動しているように見えますが、CULENとしてはどうなんでしょう。
B 最近は現場記者の“囲い込み”が始まったって言われてるね。飯島さんは当初、ジャニーズ寄りのテレビ局やスポーツ紙にはまったく情報を流してくれなかったけど、フジテレビからCULENに移ったKさんという女性広報が動き始めてから、スポーツ紙なんかには事前に情報を流すようになってるみたい。
A 確かに、愛されキャラのKさんが登場してから、多少現場の空気も緩和されているのかもしれません。現状、彼らはテレビから無視されているわけで、ここでスポーツ紙だけは大切にしておいた方が、後々有利になるでしょうから。
C それをスポーツ紙の人が言うのかって話ですが(笑)。3人の現場には、テレビ局のカメラも普通に来ていますよ。
A でも、放送は基本しないわけで。「よほどな発言がない限りはお蔵入り」という、ものすごく不毛な取材を行っています。
B 局の人間に詳しく聞いたところ、別に3人のニュースを放送すること自体がNGってわけじゃないそうなんだよね。「ジャニーズタレントが登場するコーナーで使うのはやめてほしい」ってジャニーズから言われているものの、取り上げること自体は各局の判断なんだって。つまりは忖度。
A どこもそんな調子なら、3人のレギュラー番組が打ち切られるのも、そう遠くない未来の話でしょうね。